スキーボードの夏チューンナップ

夏も暑いさなかですが、愛板の調子はいかがですか?チューンナップはされてますか?

 

…調子と言っても雪もない今はあまり関係ない?

 

実は、夏ってチューンナップにはとても良い時期なんですよ。

DSC06425_R<夏がチューンナップに向いてる訳 その1>

夏は暑いです。この暑さが実はポイント。スキーの滑走面にしっかりとワックスを浸透させる場合、できるだけゆっくり冷えるようにしてあげるとその分ワックスも浸透してくれます。冬にやる場合は室温を20度程度に温めて行いますが、室温が高い夏ならば特に加温しなくとも浸透を高める事ができます。

そしてよく浸透したワックスは滑っても耐久性があり、板も十分保護されます。良いことづくめですね。

 

<夏がチューンナップに向いてる訳 その2>

上の理由に近いのですが、ワックスを浸透させるもう一つのコツに「板を温める」というのがあります。板が冷たいといくら室温が高くとも浸透しにくくなるのですが、暑い夏は板も十分温められている状態に近いので、特に保護性を期待できる硬いワックスなどを浸透させやすくなります。

硬いワックスは板を長持ちさせるためには大事なワックスなので、少しでも浸透させた方がやはりメリットはあります。

 

<夏がチューンナップに向いている訳 その3>

夏は湿気が高いため、案外この時期に板の錆びが進行してしまうということはよくあります。ですが、逆にこの時期にメンテナンスして錆を落としておくことで、エッジの錆を進行させずに済ませることができます。エッジの錆はいわゆる癌と同じようなもので初期的なら簡単に落とせますが、進行してしまうとエッジ剥がれの原因となる場合もあります。特にノーメンテでシーズンオフしてしまうとかなり錆が進行している場合もあるので、夏の間に落としておくのも必要です。

 

<夏がチューンナップに向いている訳 その4>

夏は十分時間があります。案外冬にチューンナップやメンテナンスを行っても時間が足りないことがあり、不完全なメンテで使うこともままあります。夏なら十分時間があるのでゆっくり丹念にチューンナップやメンテナンスを行う事が出来、万全の仕上がりでシーズンインを迎えることができます。

 

<夏がチューンナップに向いている訳 その5>

自分でチューンもメンテもできない!という方の場合はショップにチューンの依頼をされると思います。その場合、多くのショップは夏は比較的リースナブルな料金で行ってくれます。シーズン中だと注文の多いためチューンに預けても時間がかかることも多く、料金も正規の料金となることがほとんどです。また、スキーボードの場合短いがゆえに受付てくれないショップもあるので、余裕のある夏の方が預けられるショップを探すのにも向いているということもあります。

 

と、このような理由があります。12月にシーズンインと考えてもあと4か月、ゆっくりできる今だからこそのチューンナップも「アリ」だと思います。

 

なお、GR ski lifeでもチューンナップを受け付けています。スキーボードはメーカー、ブランドに限らずお預かりしますし、やや料金は割増となりますが長板のチューンも行います。(スノーボードは申し訳ないのですができません)

そしてこの記事を読んでくれた方にサービス!注文時に「記事を読んだ」とご記入頂いてご注文頂ければ、ベースチューン、リフレッシュチューンの料金からそれぞれ1000円引きにてお受けいたします(チューン割引券との併用はできません、このサービスの適応は平成27年8月31日受付分までです)。

GRのチューンナップについては<<こちら>

 

この夏にしっかりチューンナップして、ぜひ楽しいシーズンインを迎えましょう!

【企画】スキーボードを盛り上げよう!

ツイッター連携で気軽に楽しめる企画「スキーボードを盛り上げよう!」の告知です。

<<期間 2015年 7/28~8/31>>

<<発表 2015年 9/15~>>

 

この企画はとても簡単!

1) GR ski lifeのアカウントをフォローする(https://twitter.com/GRskilife)

2) ハッシュタグ「 #スキーボードを盛り上げよう 」を本文に必ず書き添える

3) スキーボードが盛り上がりそうなコメント、写真、動画、思い、などなどをツイートする

4) ハッシュの付いたツイートを見て「ぐっ」ときたらリツイート、ふぁぼしてさらに盛り上げる

5) この企画なんなの?と聞かれたらこのページ「http://grskilife.net/blog/skbm/」を紹介する

これだけです。(注意事項は本文下参照。参加時点で注意事項にご了承頂けたものとします)

そしてなんとこの企画で最も盛り上げた方には、GRより景品を進呈させて頂きます。

 

「もっとも盛り上げた賞」 GR ski lifeスキーボード「NoName」を進呈!

NoNameについては→<<こちら>

「もっともぐっと来た賞」  GR ski lifeスキーボード「WhiteLandかForFreeかSnowFairy」を進呈!

WhiteLandについては→<<こちら>

ForFreeについては→<<こちら>

SnowFairyについては→<<こちら>

 

「もっとも盛り上げた賞(1名)」

・一番多くのリツイート、ふぁぼをされたツイートに対して進呈致します。(リツイートとふぁぼの合計数)

※同数だった場合はリツイートの多かった方優先、それでも同数の場合は投稿日時が早かった方を優先致します。

※組織票があった場合など集計が困難になった場合は、集計上位の中から受賞者を決定致します

「もっともぐっと来た賞(1名)」

・GRの中の人の独断で「ぐっ」ときたツイートに対して進呈致します。

※板は3機種から一台お選びいただきます。WhiteLandはビンディング付きですが、ForFree、SnowFairyは板のみとなります。また、WhiteLandは通常の白のみです。

※FF,SFについてビンディングが欲しい場合は別途割安価格にてで対応させて頂きます。

***各受賞ツイートは、GRサイト内で紹介させて頂きます。***

 

<注意事項>

各賞の抽出にはハッシュタグを利用します。ハッシュタグにて抽出できなかったツイートは本企画から除外となりますのでご注意ください。

ツイートの内容に関して当方が責任を負うことはありません。また問題が起こった場合にはツイートした本人がすべての責任を負うものとします。

公俗良序に反するツイートはおやめください。また、反するツイートは本企画から除外します。

スキーボードとまったく関係のないものと見なされたツイートは、本企画から除外します。

組織票によるリツイート、ふぁぼはおやめ下さい。組織票と見なされる場合は本企画から除外します。

スキーボードを盛り上げる企画ですので、スキーボードを貶したり貶めるツイートはご遠慮下さい。

写真、動画などを利用する場合、必ず肖像権や著作権などを確認し、問題ないものをご利用下さい。

成りすましなどのツイートは、先にツイートされた方の票として加算されます。

受賞に際して受賞者とはメッセージによって連絡を取らせて頂きます。受賞から1か月以内に連絡が取れなかった場合は商品の進呈を見送らせて頂きますのでご承知下さい。

参加があった段階でこれらの注意事項はすべてご了承頂けたものとします

2015年7月28日 | カテゴリー : blog | タグ : , | 投稿者 : YasutakaKikuchi

【販売店情報】 スキーショップコラボ

ロゴshop

本日より山梨県甲府市にある「スキーショップコラボ」様にて、GR ski lifeのスキーボードを販売させて頂いております。

こちらのお店は山梨でも数少ないスキー専門のお店で、競技系、技術系、フリー系のスキーを年間通して販売されております。もちろんブーツやビンディング、メンテナンス用品からアパレルまで一通りのものはこちらですべて手に入る幅広い品ぞろえも魅力のお店です。

非常に明るいお店で、店長様も気さくな楽しい方ですので気軽にお立ち寄り頂けると思います。

またチューンナップにも力を入れらており、ハンドメイドで仕上げられる板は高い評判を呼んでおられます。

 

こちらのお店では「WhiteLand」「ForFree」「SnowFairy」の3機種をご用意させて頂いております。お近くにいらした際にはぜひお立ち寄り頂ければと思います。

 

スキーショップコラボ(http://www.ski-collabo.jp/)

定休日 水曜日 : 営業時間 10:00~20:00

板比較レーダーチャート

GRの板の比較をわかりやすくレーダーチャートにしました。一般的なスキーボードを標準として、それぞれを比較しています。

<それぞれの見方>

※中央の六角形は標準的な板をすべて5としています。

操作感 取り回しやすさや軽快感、コントロールのしやすさ
安定感 滑走中の安定感や、雪面に対する対応力
汎用性 用途に応じた対応力の広さ、グラトリやパークなど
基本滑走 基本的な滑走性能
高速滑走 高速での滑走性能
限界性能 限界領域でのパフォーマンス

 WL_om_R  WhiteLand(限定含む)

WhiteLandはすべてにおいて標準よりも性能が高めてあり、エントリーモデルながら高いコストパフォーマンスを発揮します。専用のチューンによりその操作感は良好で、万人向けのスキーボードと言って差し支えないスペックです。


 

 FF_om_R ForFree

ForFreeの特筆すべきはその滑走性能で、基本、高速共に高い滑走性を誇ります。板が固くしっかりしているため操作性はWhiteLandに劣るものの、使いこなせばWhiteLandでは耐えられないシチュエーションでも板の性能を発揮します。


 

 SF_om_R SnowFairy

90cmと短いながら高いパフォーマンスを発揮します。全体的にバランスも良く、ショートスキボとしては滑走向けとなります。板がもっとも軽いため軽快感は非常に高く、女性や小柄な方にお勧めのスキーボードです。


 

 OverSize OveSize

安定感と汎用性を重視した新しいサイズのスキーボードです。滑走性はForFreeには適わないものの、圧倒的な安定感はこれまでにないものです。従来より長い板ですがずらしやすい性格なのでコントロール性も良好で、様々なシチュエーションにその性能を発揮します。


 

 LovinNEW Lovin’NEW

90cmのショートレングスながら太いため、安定感と汎用性が高められています。OverSizeと同コンセプト で設計されているためコントロール性も良く、特にゆっくりとしたスピードでも様々な滑りを楽しむことができます。今までになかったワイドなショートスキー ボードです。


 

 NoName NoName

その性能は125cmという見た目同様に飛び抜けています。長さゆえに標準のものと比べて汎用性は劣るもの十分スキー ボードとしても楽しめ、特にその滑走性と安定感は日類するものがありません。滑走においては苦手とするシチュエーションが少ないので、滑走メインで楽しみ たいユーザーにお勧めです。

 

 

 

 

滑走面のちょっと深い話

ちょっと久々のハウツーブログですね。

最近エントリー向けの動画を作成していますが、これがなかなか好評のようでしてうれしい限りです。ですが、スキーの世界にどっぷりつかっている皆さんには物足りない内容かとも思います。

そこで、今回は意外と深い滑走面のお話をしたいと思います。

<滑走面?>

スキーでは滑走します。当たり前です。かつては竹などが素材に選ばれていましたが、技術革新によってその素材はプラスティックに置き換わり、今の時代を迎えています。

この「滑走面」とはなんなのでしょうか?

滑走面はそのほとんどが「ポリエチレン(PE)」でできています。PEは低温に対して安定的な性質を持つため雪の上ではうってつけで、高い滑走性能を発揮します。

この「低温に対して安定的」というのが重要でして、他のプラスティック素材ですと低温ではもろくなりがちで、高速で滑走するスキーではPEは非常に有用な素材です。また生産コストが安価で加工もしやすく、スキーの滑走面としては非常に理想的な素材と言えます。

さらに、ワックスと呼ばれるパラフィンを染み込ませると容易にその滑走性を調整できるのも大きな特徴です。このため、スキーではワックスを滑走面に塗り、その滑走性を高めている訳です。

<シンタード?エクストリューデッド?>

一般には滑走面はPEですが、さらに大きく3種類の素材に分けられます。滑走面は「ベース」と呼ばれることから、これらは以下のように呼ばれています。

・PEベース

・エクストリューデッドベース

・シンタードベース

もっとも安価で手軽なのがPEベースです。これはキッズ向けの安価なスキーなどに採用されますが、PEと言ってもベース素材としては柔らかいため傷がつきやすく、滑走性もあまりよくありません。大人向けでも非常に安価な板に採用されますが持ちはよくありませんし、ワックスもあまり意味をなしません。スキーボードでも安価なモデルはこの滑走面が採用されているものもあると思います。

エクストリューデッドベースはEXベースともよばれ、extrudedの意味、押し出し成型からよばれています。滑走面としてはもっとも普及している素材で、ワックスとの相性もそれなりに良く、滑走性も安定しています。構造的にはPEベースよりも高密度なもので、近年では透明な素材もあるため、デザインを施した滑走面にはしばしば採用されます。

シンタードベースはEXベースよりもさらに高密度なポリエチレン素材を用いていて、その製法もPEベースやEXベースとは大きく異なります。そのため非常に硬く、ワックスの持ちの良い、滑走性の高い滑走面となるため、競技用の板やハイパフォーマンスな板に採用されています。しかしEXに比べると高額で、透明な素材が作りにくいためその多くが真っ黒な滑走面で、最近では切り貼りすることでデザインされた滑走面を作ることもできています。

このようにこれらには特徴があります。ちなみにGRではコストパフォーマンスとデザインの再現性、メンテナンス性を重視してEXベースを採用しております。

<滑走性を高めるならシンタード一択じゃないの?>

実はシンタードは「厄介な」滑走面なのです。

シンタードは値段意外いいことづくめ。滑走性は圧倒的で、ワックスも良く染み込むし持ちも良い。きちんと滑走面ができていれば多少ワックスをさぼっても余裕で滑れます。しかしこれが、実は「厄介」なのです。

EXベースはPEベースより硬いとはいえ作業性はよくシンタードよりも柔らかいので修復が比較的楽です。滑走性はシンタードよりも劣り、ワックスの持ちも劣りますがそのために自然に滑走面を手入れでき、もし致命的に劣化したとしても割と直しやすい特徴があります。

しかしシンタードはそうもいきません。滑ってしまうため習慣的に滑走面をメンテナンスしない方では、致命的に劣化するまでメンテナンスを行わないことがあります。こうなってしまったら直さねばなりませんが、その硬さゆえに簡単には治せません。しかも使う前にしっかりとベースワックスを染み込ませる「ベース作り」を行っておく必要もあり、その作業性はEXベースに比べてあまり一般向けではありません。性能が高く高価である反面、ユーザー次第ではEXベースよりも扱いにくい板になる場合もあります。

とはいえ、一般的なメンテナンスを日常的に行えるのであればシンタードほどよい滑走面は無いでしょう。しっかりベースを作り育てたシンタードの滑走面は、あらゆる状況で最高のパフォーマンスを発揮します。

GRではこの点を検討し、現モデルシンタードの採用を見送っております。将来的には採用するモデルをリリースする予定はもちろんありますが、シンタードは透明な素材も無いため滑走面のデザインを大事にしたいGRでは特別なモデル以外はEXベースを採用する方針です。

<滑走面の劣化とその対処?>

滑走面は必ず劣化します。シンタードも例外ではありません。PE<EX<シンタードの順に劣化に強いですが、PEの性質上何もしなくとも毎日劣化します。

PEはプラスティックなので、紫外線や水分による加水分解、熱などの要因で劣化します。よく「滑走面が焼けた」と言いますが、この状態は専門的には「ベースバーン」と呼び、滑走面が摩擦によって劣化してしまった状態です。この状態は板を見るとエッジのわきなどが白くぼやけたようになります。程度の軽いものであればワックスを入れるだけである程度改善しますが、ひどいものは削り取る必要があります。

劣化した滑走面はまず滑走性が悪くなります。引っ掛かるような感覚で板が進まなくなります。そしてワックスも劣化した個所は入らなくなり、そのまま放置するといくらワックスを塗っても滑走性が悪いままの板になります。(これがシンタードで劣化した場合に厄介な症状です)

しかし補修する場合はごく薄く削るだけで治すことが可能です。作業としてはヤスリなどで削り落とすのが一般的で、これらの作業を「サンディング」と呼びます。

劣化させない方法もあります。それは適切なワックスを常に入れておくことです。時期によりワックスは数種類を使い分けますが、とりわけ「ベースワックス」と呼ばれる基本的なワックスをしっかり入れておくと、滑走性も良く劣化もしにくくなります。具体的には滑って帰ってきたらワックスを入れておけば、ワックスが被覆して滑走面を守るだけでなく、ワックス自体もしっかり浸透して次に滑るときに快適に滑れるようになります。

このメンテナンスはすべての滑走面に言えることで、ワックスを切らさないことがすなわちもっとも大事なメンテナンスになります。

<ストラクチャー?>

滑走面には「ストラクチャー」と呼ばれる非常に細かい溝が刻まれています。これはサンディングの作業による副産物なのですが、この微細な溝が板の排水性を高め、滑走性をより高める効果があります。

さらに高級な板となると意図的にストラクチャーを入れる「ストラクチャー加工」が施されます。こうした板は効率的な排水が行われるのでより高い滑走性を維持できるようになります。

ところで、この撥水性はどのようなものか。滑走性を悪くする要因は滑走面の劣化ですが、それ以外の要因としては「水」「汚れ」「ワックス」があります。

水はもっとも身近な要因で、寒いゲレンデで水というとピンときませんが、板は滑走により摩擦されます。摩擦されると氷は水になり、水の表面張力によって板にまとわりつきます。こうなるとせっかくのPEの性能は発揮されなくなり、滑走性は著しく低下します。

そこでストラクチャーを入れることで排水を促し、ワックスの染み込んだPEがきちんと雪に触れられるようにします。このおかげで板は滑走性を保ったまま滑る事ができます。

しかしストラクチャーも過ぎたるは及ばざるが如しで、やりすぎると今度はストラクチャーの溝が抵抗となって滑走性に影響を及ぼします。ストラクチャーはあった方が良いですが、意図的に加工する場合は必ず技術者に依頼した方が良いでしょう。

<汚れ?ワックス?>

先ほど、滑走性を悪くする要因としてもう二つ、「汚れ」「ワックス」と紹介しました。

「汚れ」はわかるとして、「ワックス」は滑走性をよくするものでは?

「汚れ」はごみ、油、砂など様々です。PEはその性質上静電気を帯びやすく、ごみを吸着しやすい性質があります。春先に滑走性が良くないのはこれと水が原因ですが、もちろん対処方法もあります。

汚れにくい滑走面を作る事。つまりきっちりクリーニングされていれば汚れも付きにくくなり滑走性を保てます。そしてもう一つ「グラファイト」を用いたワックスを使う方法もあります。グラファイトは汚れを静電的にはじくので効果があります。しかし炭のように黒いため、滑走面は黒く汚れます。もしデザインされた滑走面であるなら、グラファイトの使用は一度検討してからの方が良いでしょう。

「ワックス」は真逆のようですがそうではありません。雪質に合わないワックスを使ったり、フッ素が必要ない状況でフッ素入りのワックスを使うと滑走性が妨げられる事があります。これらは経験でしか判断ができませんが、ワックスに書いてある「温度帯」を参考に、できるだけ雪に合ったワックスを選ぶことが大事です。

さらに、ワックスを剥がさないことも妨げられている原因です。これは単純にストラクチャーがワックスでつぶされている状態であり、排水性が悪くなっているのが原因です。ワックスを入れた後になぜブラシなどでこすり落とすか疑問だった方もいると思いますが、ストラクチャーの溝のワックスを掻き出すというのがその理由です。

ですが、最近では工夫されて塗りっぱなしで剥がさずとも効果のあるワックスもあります。これもワックスの説明書をよく読んで正しく使う必要があります。

<まとめ>

滑走面についてはちょっと深い話としてもこれほど盛り沢山な話となります。これ以上深い話はまたの機会にしますが、これで少しでも皆さんの疑問や解らないことが解決されれば幸いです。

また、板の短いスキーボードでは滑走性の維持が楽しく滑る為にも重要な要素となります。これを機会に皆さんも自分のメンテナンスを見直してみても良いかもしれません

2015年7月9日 | カテゴリー : blog, howto, mente | 投稿者 : YasutakaKikuchi

スキボ紹介動画 その1

GRの中の人が解説するスキーボード解説動画を始めました。

その1ではざっくりとスキーボードについて説明しております。読み上げソフトを使ってできるだけ見やすく分かりやすくしてみました。

この解説動画は月3本を目安にスキーボードについてさまざまに解説させて頂く動画となっておりますので、ぜひご覧いただければと思います。

モニター販売予約

OS_1 NN_1 LV_1

※先にこちらをご覧ください⇒モニター販売について

お待たせいたしました。いよいよGRの最新型を試せるモニター販売予約の募集を行います。

このモニター販売では、本数限定で1年早く、お得に皆さんに試して頂こうという企画です。今回の3機種は再来年以降の販売モデルですが、今季それぞれ30台づつ、計90台のみ先行的にお渡し致します。

モニター販売ですので、後日モニターアンケートに答えて頂ければ「GR特製Tシャツ」を進呈させて頂きます。もし2本以上を同じ方が購入した場合でも、アンケートにお答えいただければ購入枚数分のTシャツを進呈致します。

なお、今回の予約では「前払い特典」がございます。前払い頂くと税抜価格で販売させて頂くだけでなく、ビンディングもよりお得に手に入るチャンスとなっています(ビンディングについては予約後、秋頃にご案内致します(開放式ビンディングのみ、種類については<こちら>。痛板にする場合の後付けサービスも行いますので、ご希望の方はご予約時に別途お書き添え下さい)

※半額、もしくは全額を先にお支払頂くと自動的に上記の特典は適応されます。

予約に関しましては第二次として8/20日0時から9/30日23時55分まで行います。第二次ではそれぞれ数量限定となります

OverSize 10台

Lovin’NEW 15台

NoName 15台

通常販売価格と比べましても非常にお得な値段での販売となりますので、ぜひこの機会によろしくお願い致します。

<ご注意>

 それぞれ3機種ともに前払い枠などを設定しています。先着順に予約を確定させて頂きますが、予約枠いっぱいとなった場合には申し訳ございませんが予約をお断りする場合もありますのでご了承ください。ただしキャンセルがあった場合、優先的にご案内差し上げますので宜しくお願い致します。

では、以下の画像からメールフォームへ!新機種共々GR ski lifeを宜しくお願い致します。

モニターボタン

新規モデルの予定価格とモニター販売につきまして

2015NEW

 お待たせ致しました!今季発表予定の3機種についての情報です。

※二次募集を開始しました!

(予約ページへはこのページ最下部から)

<予定小売価格>

 まずこれらは2015シーズンにプレ販売としてモニター販売をさせて頂きます。その後2016シーズンより本格的に販売をさせて頂くモデルとなりますが、予定小売価格は以下のようになっております。

OverSize (105cm 125-105-122) ¥38,000- (板のみ) 税込¥41,040-

http://grskilife.net/item/oversize/

Lovin’NEW (90cm 120-100-117) ¥38,000- (板のみ) 税込¥41,040-

http://grskilife.net/item/lovinnew/

NoName (125cm 113-79-105) ¥54,000- (ビンディングセットモデル(チロリアLRX9.0)) 税込¥58,320-

http://grskilife.net/item/noname/

※これらは予定価格であり、変更となる場合があります。ご了承下さい。


<モニター販売について>

 今季(2015年)これらのモデルを特別にそれぞれ30台づつ、プレ販売としてモニター販売を行います。特別販売価格は以下のとおりです。

OverSize ¥38,000- → ¥30,000-(板のみ) 税込¥32,400-

Lovin’NEW ¥38,000- → ¥30,000-(板のみ) 税込¥32,400-

NoName ¥54,000- →¥43,000-(ビンディングセットモデル(LRX9.0)) 税込¥46,440-

さらに、予約前払いにてご購入の場合にはさらにお買い得になります。

予約前払い割引 OS,LV→¥30,000(税込) NN→¥43,000(税込)

また、予約にてご購入いただけたすべての方にステッカーセットをプレゼント致します。

これらをお買い上げいただき、モニターとしてご感想など頂けた方には「GR特製Tシャツ(フリーサイズ)」をお礼として進呈させて頂きます。(2016年2月ごろ)

<注意>モニター販売ではなく正規の販売の場合、これらの特典はありませんのでご了承下さい。また、モニター販売は今回限りの特別販売となりますのでご了承下さい。

<モニター販売の予約受付について>

予約を以下のとおりに行います。

一次予約 6月25日~7月31日

二次予約 8月18日~9月30日

※予約方法などは改めてご案内致します。

商品の発送

11月以降(予定)

前金払いにつきまして

今回注文時に半額、もしくは全額の前金をお支払頂けた場合には特別に税抜き価格にて販売を行います(OSの場合¥15,000もしくは¥30,000)。さらにビンディングも合わせてご注文の場合は通常価格以下の特別な価格で販売させて頂きます。

※これらはキャンセルとなる場合は全額返金致します。ただし返金は即座ではなく11月中となりますのでご了承下さい。

※ビンディングを注文された場合、取寄せとなるため注文とお振込み後のキャンセルは出来ません。板代金のみ全額返金致しますが、ビンディングはお買取り頂きます。また、取り付け後は板の代金を含めてキャンセルは出来ませんのでご承知下さい。

–<ビンディングについて>–

ビンディングセットモデルであるNoName以外の2機種、OS,LVについて、ビンディングセット販売の対応が可能です。ただしご注文については秋頃にご案内の後に改めてご注文頂き、板本体代金に合わせてビンディング代を先にお振込み頂きます。お振込みの確認の後にお取り寄せと取り付け、順次配送を行いますので少々お時間を頂くことにもなりますがご了承下さい。(前払いを行って頂いている場合は特別価格となります。前払いのない場合は通常価格となります。)

なお対応予定ビンディングは以下のとおりです。

マーカー社

SQUIRE11 GRIFFON13

チロリア社

LRX9.0* SX10* SLR10* AAATACK11 AAATACK12 AAATACK13

※ブレーキ幅に事情があり*印のモデルでは取り付けができない、もしくは加工が必要になる場合があります

※モデルによっては別途ワイドスキー対応ブレーキが必要となる場合があります。

モニター販売のお問い合わせはサイト上部の「お問い合わせフォーム」よりお願い致します。(「モニター販売について」とお書き添えください)

 

それぞれ30台のみと非常に少ないですが、GRの新しいスキーボードにいち早く乗れるまたとない機会です。今回限りの特別価格ですので、ぜひご検討をお願い致します。

 

予約ページはこちらから⇒<こちら>

新型スキーボード開発裏話

2015NEW

 

 

 

 

 

 

 

先日2015年にリリースする新型3機種の発表を行いましたが、今回はその裏話をしてみようかと思います。

<OverSizeは最初から予定していたモデルではなかった?>

実は今回の105cmの開発を始めるにあたって、実は別の2機種の開発を行う予定で考えていました。しかし開発を進める中で「これはこれでベーシックなモデルとして良いなぁ」ということで、今回リリースとなりました。ちなみにその別の2機種はこのOSをベースにさらに開発する予定です。

<なんで105?>

110では長すぎる。かといって100ではわかりにくい。99cmのイメージを打破するのにちょうど適当だと考えたのが105cmでした。さらにセンター幅も同じく105mmにすることでイメージを持ちやすくもしています。この長さと安定感は、案外今までになかったものです。

<Lovin’NEWってあの曲…>

ですね。というか、この板のデザインはかなり難しく大変でした。女性向けのモデルということでできるだけ透明感のあるイメージだったのですが、その時に頭の中に流れていたのが「あの曲」で、そこからインスピレーションを得て名づけてます。

<というか、LVってなんか独特な形ですよね>

もともとOSと同じ開発コンセプトで、OSと同じ構造を持っています。が、なぜテールが平らになっているかというと、それは90cmの中でできるだけ板を長く伸ばしたかったのと、立てかけたときに倒れにくいようにするためです。実際これが構造として役に立っていて、LVは立てかけやすくなっています。

<TwoStepTipってなんですか>

OS,LVに実装した新しい形状で、簡単に言うと単一な曲線でチップのそり上がりが上がっておらず、2つの曲線で反りができています。これはいわゆる「ロッカー形状」に近いものですがこれは浮力のためのものではなくて、エッジの引っ掛かりを軽減させる革新的な形状です。スキボが先天的にもつ「エッジが引っ掛かりやすい」というデメリットを構造で解決させる新しいアイデアです。この仕様は今後もさらに開発を進めていく予定です。

<NoNameはなんか不思議な板ですが>

この板はいろんな意味で意欲作なんですが、まずロングサイズスキーボードというスキーボードは短いだけというイメージを打破したくて125cmを選びました。さらにFFよりももっと滑走性能を高めつつ、スキボらしい動きを可能にするちょうど良い長さで、かつ独特なデザインにしています。特にシンプルでありながら目を引くデザインということでデザインにはかなり力を入れていますが、これはNNが特定のユーザーをターゲットにしていない、滑りも使い方も決まっていないというコンセプトに合わせるべくデザインしました。

<モニター販売をなぜする?>

これには二つの意味があって、まずはこの3機種がまったく新しい提案の板であるためにまずは試して頂きたいということ。そして今季のモニター評価を通じてさらにブラッシュアップを行いたい意味もあります。GRの板はユーザーの意見が作り出す板です。そういう意味でもこの取り組みは今後の開発でも同じようにやっていきたいと思っています。ちなみにGR板はすべてのモデルが単年でデザインが変わったりはしないので、じっくり待って買うことももちろんできます。