マルチユースコンセプトとロングサイズコンセプトについて

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「マルチユースとロングサイズ、二つのコンセプト」


2016-17シーズンにおいて、GRは二つの新たなコンセプトを提唱致します。

それは「マルチユース」と「ロングサイズ」です。

 

<オールラウンドではなくマルチユース>

GRではオールラウンドなスキーボードとして「ForFree」や「WhiteLand」をご用意しております。これらの板は高い評価を受けており、GRを代表するモデルとなっています。

ですが、なぜここで「マルチユース」というものを掲げたのか。それは「オールラウンド」なスキーボードはユーザーの技量が必要で、かつ滑走において考えられたものだからです。

GRの考えるオールラウンドは主に滑走です。様々な滑走シーンで十分に性能を発揮できる板がFFでありWLです。

それに対して「マルチユース」は滑走に限らず様々な状況やシチュエーションで楽しめる板。という事です。それは滑走だけでなくパークでのジブ、キッカーといったフリースタイルな楽しみ方や、ゲレンデサイドの地形やゲレンデパウダーなど、多様化するスキーシーンを十分に楽しめるスキーを目指して考えられたのがこの「マルチユース」です。そのためにマルチユースコンセプトの板は従来のものに比べて幅が広く、滑走性能よりも走破性能を重視して作られています。

このマルチユースコンセプトの板はまさに「ゲレンデの隅から隅まで楽しむためのスキーボード」なのです。たとえばFFのような高い限界性能を求めず、幅広く一日を楽しみたい。そんな方にはマルチユースはお勧めです。

 

<長いという今までになかった提案>

ロングサイズコンセプトはこれまでのスキーボードの常識を真っ向から覆すコンセプトです。スキーボードは短いもの。そんなイメージを打破する「長いスキーボード」。それがロングサイズコンセプトです。

長いスキーボードがあってもいいじゃないか?そんな素朴な疑問からこのコンセプトは誕生しました。そうして得られたのは圧倒的ともいえる滑走性能、スキーボードらしさを内包しながらも突出したその滑走性能は、スキーボードの新しい姿を提唱しているものとも言えます。

ロングサイズコンセプトの板は長いだけではありません。長いからこそ得たスキーボードの新しい可能性がそこにはあります。長いという提案が今後どのようにスキーボードを変えていくか未知数ですが、こういった革新的な提案をすることで、よりゲレンデを楽しめる世界を生み出せるのではないか?このロングサイズコンセプトにはスキーボードの新しい未来も期待しています。

長さから得られた圧倒的な滑走性能はこれまでスキーボーダーだれしもが経験したことない領域のものです。これまでの方も、これからの方も皆さんに感じて頂きたい新しい世界がそこにはきっとあると思います。

 

今期GRではこのような新しい提案をさせて頂きます。これらのコンセプトから生まれた新しいスキーボード「OverSize」「Lovin’NEW」「NoName」をよろしくお願い致します。

 

<補足 スキーボードのパーク内、ゲレンデ外の使用について>

 マルチユースをはじめ、これらの板はパークなどでの使用を考えて作られています。 しかし、これらはそういった使用において、板の破損について保障しているものではありません。パークでの使用やゲレンデ外での使用はあくまでの自己責任のものであり、これらの使用による破損、事故などは全てにおいて利用者本人の責任となります。特にパークでの使用による破損は「意図的な破損」とみなされますので、保証の対象外とさせて頂いております。

 もしこれらについて相応の保証を求める場合は、個人的に保険会社などに相談し保険をかけ、保証を求める必要があります。あくまでも製品としての保証は通常滑走においてのみのものでありますので、あらかじめご承知下さい。

2016年10月26日 | カテゴリー : blog | 投稿者 : YasutakaKikuchi