新型スキーボード開発裏話

2015NEW

 

 

 

 

 

 

 

先日2015年にリリースする新型3機種の発表を行いましたが、今回はその裏話をしてみようかと思います。

<OverSizeは最初から予定していたモデルではなかった?>

実は今回の105cmの開発を始めるにあたって、実は別の2機種の開発を行う予定で考えていました。しかし開発を進める中で「これはこれでベーシックなモデルとして良いなぁ」ということで、今回リリースとなりました。ちなみにその別の2機種はこのOSをベースにさらに開発する予定です。

<なんで105?>

110では長すぎる。かといって100ではわかりにくい。99cmのイメージを打破するのにちょうど適当だと考えたのが105cmでした。さらにセンター幅も同じく105mmにすることでイメージを持ちやすくもしています。この長さと安定感は、案外今までになかったものです。

<Lovin’NEWってあの曲…>

ですね。というか、この板のデザインはかなり難しく大変でした。女性向けのモデルということでできるだけ透明感のあるイメージだったのですが、その時に頭の中に流れていたのが「あの曲」で、そこからインスピレーションを得て名づけてます。

<というか、LVってなんか独特な形ですよね>

もともとOSと同じ開発コンセプトで、OSと同じ構造を持っています。が、なぜテールが平らになっているかというと、それは90cmの中でできるだけ板を長く伸ばしたかったのと、立てかけたときに倒れにくいようにするためです。実際これが構造として役に立っていて、LVは立てかけやすくなっています。

<TwoStepTipってなんですか>

OS,LVに実装した新しい形状で、簡単に言うと単一な曲線でチップのそり上がりが上がっておらず、2つの曲線で反りができています。これはいわゆる「ロッカー形状」に近いものですがこれは浮力のためのものではなくて、エッジの引っ掛かりを軽減させる革新的な形状です。スキボが先天的にもつ「エッジが引っ掛かりやすい」というデメリットを構造で解決させる新しいアイデアです。この仕様は今後もさらに開発を進めていく予定です。

<NoNameはなんか不思議な板ですが>

この板はいろんな意味で意欲作なんですが、まずロングサイズスキーボードというスキーボードは短いだけというイメージを打破したくて125cmを選びました。さらにFFよりももっと滑走性能を高めつつ、スキボらしい動きを可能にするちょうど良い長さで、かつ独特なデザインにしています。特にシンプルでありながら目を引くデザインということでデザインにはかなり力を入れていますが、これはNNが特定のユーザーをターゲットにしていない、滑りも使い方も決まっていないというコンセプトに合わせるべくデザインしました。

<モニター販売をなぜする?>

これには二つの意味があって、まずはこの3機種がまったく新しい提案の板であるためにまずは試して頂きたいということ。そして今季のモニター評価を通じてさらにブラッシュアップを行いたい意味もあります。GRの板はユーザーの意見が作り出す板です。そういう意味でもこの取り組みは今後の開発でも同じようにやっていきたいと思っています。ちなみにGR板はすべてのモデルが単年でデザインが変わったりはしないので、じっくり待って買うことももちろんできます。

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