チロリアSLR10のセット販売とSLRについて

FFSLR SFSLR

昨日よりチロリアSLR10のセット販売を開始しました。FF,FS共に取り付け料込で56052円(税込)です。

このSLRと言うビンディングはWhiteLandに採用しているLRX9.0の上位進化版で、LRXのデメリットを最大限解決しているのが特徴です。

LRXやSLRはチロリア独自の「レールシステム」を採用しています。このレールシステムの恩恵は大きく、ブーツやソールサイズが大きく変わっても非常に簡単に調整でき、従来のこういった調整幅の大きいビンディングにありがちだった重量が重くなる問題を解決したばかりか、他のビンディングに比べてもトップクラスの軽さを誇ります。

具体的に、従来型の一般のアルペンビンディングの重量が片足あたり900g~1kg、調整幅の大きいいわゆる「レンタルビンディング」と呼ばれるものでは1kgを大きく超えるものも多く、その構造が非常に硬い為に板のたわみを阻害して滑りに影響を及ぼすものが多く有りました。

しかしこれらを解決したのがチロリアのレールシステムで、ライトレールを採用したLRXではその片足重量が800gと群を抜いて軽く、そしてレンタルビンディング並みの調整幅と調整のしやすさを持った革命的なビンディングです。

LRX

見た目にもレンタルっぽくないデザインで、GRではWhiteLandに採用しました。

しかしデメリットもあります。LRXはレールシステムのレールを板に取り付けますが、そのレールがスキーボードでは少なからず硬さに影響を及ぼすのです。WhiteLandではLRX専用という事で板の構造に手を加えてその点を解決していますが、様々なビンディングを取り付ける事を想定したForFreeやSnowFairyは元々中、上級者向けの為に板が硬く、そこにLRXを合わせると余計に板が硬く感じてしまう事がありました。

そこでSLRです。SLRはLRXとはまた違った「スーパーライトレール」を採用しており、同じ仕組みながらレールの硬さが最大限影響を及ぼさない構造となっています。

SLR

見た目もほぼ同じ、軽さも片足あたりたった5g重いだけでなく、ソール長が255~338mmと幅広く対応しています。(*LRXの同サイズレール239~323mmより一般向け)

ブーツのサイズが大きく変わらないのであれば同じ値段となるマーカーのスクワイヤーをお勧めしますが、そうでない場合はSLRはおすすめできる1台です。FFやSFで幅広い調整幅を持たせたい場合は、SLRと言う選択肢もありだと思います。

 

なお、FFとSFのSLR仕様に関しては試乗板をご用意しています。試乗会の際にぜひお試し頂ければと思います。また、SLR単品での販売(税込23460円)も行っておりますのでご入用の際にはご用命頂ければと思います。

このエントリーをはてなブックマークに追加