スキー道具の保管について

スキー道具の保管はメンテナンスとしては最も初歩的なものです。一度ポイントだけ把握してしまえばそう難しいものでも面倒なものでもありませんが、知られていないことも多いのが実情です。

スキー道具はその多くが金属とプラスティックでできています。なので最低限知っておきたいポイントは

・水分は出来るだけ残さない

・直射日光を当てない

こ の2点です。特にプラスティックは水分により劣化し、直射日光によってその劣化が加速します。ですので長期的に保管をする場合は湿度や水分を避けた暗い場 所で保管するのが一番望ましい保管方法です。また、水分は鉄を錆びさせます。特に「エッジ」と呼ばれるスキー板の外周に巻かれている金属のパーツは非常に 錆びやすく、条件が悪ければたった一晩で錆が浮いてきますし、錆びたまま保管すると簡単に錆びが進行してしまいます。

なので水分は出来るだけ避けたい!と思うのですが、ここでNGが一つあります。

・過度な熱を与えない

これも劣化させる大きな要因で、手っ取り早くスキーブーツを乾かすためにヒーターの前などにブーツを置く方も多いでしょう。しかし、触れて熱いほどの熱を与えるとプラスティックは簡単に劣化、変形してしまいます。

ですのでできるだけゲレンデで滑った後に雪をかき落とし、帰宅後にしっかり水分を拭き取って直射日光の当たらない場所で保管するのが確実な方法です。

泥やゴミがついてしまっている場合には、シャワーなどで一度洗い流してあげるのが良い方法です。泥なども劣化させる大きな要因です。

もし長期的に保管する場合はこれらの点に注意して保管すれば、大事な道具をより長持ちさせられると思います。そしてもし手がかけられるのであれば長期保管する前に滑走面にワックスを塗ったままにしておき、エッジに錆び止材を塗布しておくとより良いと思います。

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