【スキーボードメンテナンス】スキーボードクリーニング(ワックス編)

今回はワックスを使ったスキーボードのソールのクリーニングを紹介しています。リムーバー編からの続きになりますのでまだご覧になっていない方は先にリムーバー編をご覧になってください。

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リムーバー編はこちら

*これらの紹介は参考としての一つの方法であり、効果などを保障するものではありません。ご自身で行う際には当方は責任を負いませんので一切を自己責任にてお願い致します。

メンテナンスシート

メンテナンスシート

GR ski lifeでお預かりしたスキーボードはすべて、上のメンテナンスシートによって細かくチェックされて作業が行われます。ご依頼いただくと必ず作業前、後に板の写真を撮り、それらとメンテナンスシートと合わせてご依頼主様が確認できるように板と一緒にご返送させていただくようになっております。写真やメンテナンスシートのチェックした項目や作業した内容をご確認いただき、注文通りの作業になっていたかどうかをご確認下さい。また以後のメンテナンスにも役立ててもらえると思います。

尚、チェックシートは厳密に保管され、これによって個人情報が漏えいすることはありませんのでご安心下さい。

リムーバーをお勧めしにくい理由【補足】

スキーボードクリーニング(リムーバー編)にて触れていますが、リムーバーは安易に使うとデメリットがあり、お勧めしにくいものです。

元々リムーバーは溶剤によって板のワックスを溶かして除去するためのものです(Remove=>取り除く(和訳))。クリーニングではこの効果を利用し、ゴミや汚れをワックスと一緒に溶かして落としてしまうのがその効果です。

なお、溶かすと言ってもこれは滑走面自体には影響がなく、あくまでも溶かすのはワックスだけなのでその点は問題ありません。

滑走面に用いられる素材はポリエチレンなどの素材ですが、このポリエチレンが滑走面の素材として採用されているのにはいろいろ理由があります。それが耐寒性だったり耐水性だったりするのですが、プラスティック素材の一種であるために「劣化」と言う問題がどうしてもあります。

この劣化を緩和させる為にも必要なのがワックスなのですが、リムーバーで除去してしまうと保護するものが無く劣化しやすくなります。せっかくきれいにしたのに何もしなかったら滑走面が白っぽくなっていた・・・と言うのは、つまり簡単に言うと劣化なのです。

劣化してしまった滑走面は、もとの状態に比べて滑走性が悪くなります。こうなるとさらにゲレンデの微細なゴミをさらに拾い上げてより悪化し、それをまたリムーバーできれいにしても状況はあまり良くなりません。また、劣化してしまった滑走面はワックスが入りにくくなるため、こうなると滑走面の表面をごく薄く削り取って新しい面を出してあげなければならなくなります(サンディングと言います)。

サンディングは様々に道具も必要なので簡単な作業ではありません。おそらく経験者に頼むか、プロにお願いする他ないでしょう。

もし、リムーバーでのクリーニングの後にワックスを入れる事さえ怠らなければ最低限そのようにはなりません。ですがこの点を知らずにリムーバーを手に取ってしまったら・・・多くの方が陥る失敗になります。

 

では、ワックスさえ使えばリムーバーは問題なく使えるか?と言うと、そうでもありません。

 

もう一つのおすすめしにくい理由が、ホットワックスなどで滑走面を作っている場合にはリムーバーを多用するとせっかくの滑走面が壊れてしまう事があるからです。

ホットワックスはアイロンを使って数種類の温度の違うワックスを塗りこむ作業で、一般の方にはややハードルの高いメンテナンスです。ホットワックスで施工されている滑走面にリムーバーを使ってもワックスは溶けださないと考える方もいらっしゃいますが、私はそうは思いません。せっかく手間をかけて作った滑走面が一度のリムーバーで壊れてしまうのは大変もったいない事です。

なお、この「壊れた」という表現は物理的なものではなく、せっかく仕上げた状態の良い滑走面が状態が悪くなってしまうことの揶揄です。

それにホットワックスが出来るのであればそうリムーバーが必要になるシチュエーションは少なくなります。よっぽど汚れたか油まみれになったか、ワックスを丸ごと入れ替える必要が出てきたかくらいしか使わないでしょうし、一般作業としてのクリーニングはホットワックスクリーニングになるからです。

しかしホットワックスが出来ないとリムーバーは必要になるでしょう。そういう場合は出来るだけ動画で紹介したように作業できれば失敗も少なく、リムーバーの影響で滑走性も悪くなることは無いでしょう。

最後に巷によくある「リムーバー入りワックス」について。

これはクリーニングとワックスを同時に行ってくれる非常に優れたアイテムです。これであれば上記の問題は出てこないでしょう。しかし注意点としては、このタイプのワックスは塗布面が汚れやすいという点です。リムーバー入りワックスを使う際には簡単でも良いので滑走面をぬぐってから使うと良いでしょう。

【スキーボードメンテナンス】スキーボードクリーニング(リムーバー編)

スキーボードのクリーニング動画です。

今回はリムーバーを使ったスキーボードのソールのクリーニングを紹介しています。クリーニングワックス編は次回公開いたします。

*これらの紹介は参考としての一つの方法であり、効果などを保障するものではありません。ご自身で行う際には当方は責任を負いませんので一切を自己責任にてお願い致します。

スキーボードのメンテナンスに使う道具

メンテナンスにはいろいろな道具が必要です。私もたくさんの道具を持っていますが、これからメンテナンスを始めるにあたって必要なものを解説したいと思います。

まずなにより必要なのは「場所」です。スキーは外で使うもの。なので家の中で行う場合は工夫が必要です。私の場合現状ですとこのような状態です。

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角材で枠を組んで丸ごとブルーシートで被い、足元はコンパネを敷いています。チューンナップテーブルは洗車用脚立台に合板を乗せただけのものですがこれで十分使えますし、その気になれば持ち運びもできます。

・・・このために部屋が・・・仕事の為だし仕方ない・・・

ちなみに学生時代はベランダでやってたり、廊下でやっていたりしました。

ここまでやるのはかなり大変ですが、必要なのは「ブルーシート」です。

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簡単な作業だけでしたら必要ない場合もありますが、特にワックスまで行うのであれば必要です。なぜかというとワックスの削りカスは細かく、それが床などに飛び散るととてつもなく滑って危険な床になってしまうからです。その滑りたるや住宅用のワックスの比ではありません。

また、畳やじゅうたんだと目に詰まって掃除しても取れなくなります。スキーの板が濡れたまま扱う事もありますし、養生のためにもブルーシートを使う事をお勧めします。(ガレージなどをお持ちの方なら必要ないかもしれませんね)

次に必要なのが「手袋」です。これは手を汚さないばかりか、怪我の予防の為にも必要です。

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最近はホームセンターなどでも簡単に手に入るので、フィッティングの良い薄手のものを選ぶと使いやすいです。スキーのエッジはとても手を切りやすく、特にメンテナンス作業では不意の事で怪我をすることも多いです。予防の為にも使う事をお勧めします。

そして必要なのが「台」です。

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これはスポーツ用品店で売っている簡易台です。本格的な「スキーバイス」があればいう事はありませんがそれは非常に高いので、一般メンテなら簡易台で十分です。かく言う私も使い勝手の良さでバイスよりこちらを使っています。簡易台も適当なものが無ければスチロールブロックや雑誌など、確実に板を置けるものがあればなんでも良いです。

これに一般だと使うだろうものがこちらです

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コルクとスプレーワックスです。板の滑走面の保護と滑走性の向上の為に使う方も多いでしょう。ワクシングアイロンを使う「ホットワックス」が出来る方であればこれらは必要がなくなりますが、そこまで本格的ではなく手軽にと言う意味ではこの二つは必要になります。

コルクは何でも良いのですが、力を入れて使った際にボロボロと崩れないものを選んでください。専用のものは力も入れやすく使いやすいので、事情が無い限りは専用のものを手に入れた方が無難でしょう。

スプレーワックスはこれも様々に種類がありますが「オールラウンド」タイプ(写真だと全雪対応)とあるものを選ぶと良いです。

このスプレーワックスに似たようなもので「リムーバー」というものがあります。

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これは一般のメンテナンスではあまり使いません。間違って買わないようにしましょう(スプレーワックスの中には「リムーバー入り」と書いてあるものもありますが、それならば大丈夫です)。

これらの他に前に紹介したサビ落としの為の道具が必要になると思います。

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サンドラバーと紙やすりです。この写真のサンドラバーは荒目と中目が組み合わさったものでシチュエーションに合わせて使います。紙やすりはおおむね#150~#240のものを用意しておくと良いでしょう。

そして意外と使うのがこちらです。

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ドライバーとウエスです。ドライバーはバインディングの調整で使うのでしっかりした大きさのものがあると良いでしょう。ウエスはつまり手ぬぐいですが、お勧めは日本手ぬぐいです。繊維が残らないのでお勧めですし、手で引き裂いて使う事もできるのであれば良いと思います。

これらを適当なツールボックスに入れておけばどこでもメンテナンスが可能になります。

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以上、初期的にひつようであろうメンテナンス道具でした。

スキーボードに限らすメンテナンスに使う道具は一度に揃えようとすると思った以上にお金がかかります。メンテの内容にあわせて買い足せば無駄がなく、自分に合った道具が選べると思います。本格的なメンテナンスを行うにはこれに加えてまだまだたくさんの道具が必要になりますが、それらは今後の解説にて紹介していこうと思います。

スキーボードのリペア作業

先日ご依頼頂いたスキーボードのリペアを行いました。

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ご依頼主は主にジブ(鉄の手すり状の構造物など雪の上以外を滑るスタイル)で使われている板との事で…かなり…その…すごい状態です。

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エッジもアイテムにあたってかなり大変な状態です。

 

今回この板のリペアをします。(`・ω・´)シャキーン

 

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まずは大きな傷はリペアキャンドルを用いて傷を埋めます。ロウソクを垂らすのとちょっと使い方は違いますよ?

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一番大きな傷も埋めます。この後丁寧に削ります(写真撮り忘れました)

傷が埋まったら次はフラットチェックとフラット出しの作業です。(この一連の作業も写真がありません…)フラット出しは板の滑走面をまっ平らに仕上げる作業で、この作業を行うと滑走感は大きく改善されます。この板の場合両端は中央が盛り下がり、中心部分が大きく盛り上がっている板でした。(両端がコンケーブ、足元がコンベックス)

エッジの高さを整えて盛り上がった滑走面をリペアした箇所も含めて丁寧に削ります。そのあとクリーニングしたのがこちら

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あらかたの傷は治すことが出来ました。見た目に大きな傷は見当たりません。

次にエッジを修正するので養生します。

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せっかくきれいに治した滑走面を傷つけてはいけませんから隙間なく養生します。このテープは専用のものでないと滑走面に糊がついてしまうので要注意です。

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板を立てて固定します。スキーボードは長さや幅がいろいろなので簡易固定台がすごく使いやすいです。

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まず荒目のオイルストーンでエッジの焼けを落とし、そのあと波目ファイルでサイドエッジを削ります。大方削ったらレーシングファイルで丁寧に削ります。

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最後に仕上げで細目のオイルストーンで磨きます。それぞれの作業は角度も大切なので冶具を用いて丁寧に行います。

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サイドエッジが終わったらベースエッジです。これも焼きを落としてからファイルで削ります。ベースエッジは削り過ぎてはいけないので波目ファイルは使いません。

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写真撮り忘れましたが細目のオイルストーンで磨いてから錆び止めを塗布しておきます。

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エッジに輝きが戻ってきました。が・・・

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やはりこれは直せませんでした(´・ω・`)

最後にもう一度フラットをチェック、修正した後にクリーニング作業を行います。(写真を撮り忘れてしまいました)

作業後がこちらです。

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なんとかリペア完了です!元の状態と比べると・・・

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これならお客様も満足して頂けると思います。

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一番大きな傷もなんとかリペアできました!

 

今回の板は私の技術を総動員してなんとか直すことが出来ました。すべて手作業なので時間はかかりますが誠心誠意やらせて頂きますので良かったらご依頼ください。

 

 

 

GR代表、菊池のスキー用具

この機会に菊池のスキー用具を解説してみたいと思います。皆さんのご購入の助けになれば幸いです。

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基本的な装備です。ハイシーズンは緑色の格好で、暖かくなると赤い格好になります。

<ヘルメット>

bern Baker  (http://www.ytsamuse.com/brand/bern/)

シンプルで軽くかぶりやすいバーンのこのヘルメットはもう何年も愛用しています。正直ボロボロなんですが頭にぴったりと合うジャパンフィットと、偶然手に入れられた限定デザインが手放せなくて毎年私の頭を守ってくれます。ベイカーはバーンのヘルメットの中でもヘルメットに穴が無いタイプなので、私のホームゲレンデとなる八ヶ岳エリアの強烈な寒さにも十分耐えられます。ヘルメットはその保護機能だけでなくキャップやビーニーよりも暖かく、最近ではおしゃれなデザインのヘルメットも多くあります。

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暖かい日用+自転車用がこのメコンです。ベイカーはさすがに暖かい日は暑いので穴の開いているこちらを使います。デザインもこちらはオーソドックスな形なのでいろいろと合わせられて良いです。春スキーだと穴のないヘルメットはかなりきついので春も滑る方はバーンであればメコンやワットの方がお勧めです。ですが穴の開いている部分にシャッターがついていないので雪や雨の日は対策しないと頭が濡れてしまいます、ご注意ください。

<ゴーグル>

VonZipper FishBowl (http://jp.vonzipper.com/)

ゴーグルとしてはおそらく最大級の視界を確保できるゴーグルです。元々個人的にヴォンジッパーが好みでゴーグルはずっとこのブランドを愛用していますが、このフィッシュボウルは本当に視界が広くて素晴らしいゴーグルです。スキーボードではよく後ろ向き(フェイキー)で滑りますがゴーグルのふちが邪魔になる事は無いのでとても快適です。曇りにくいのもすごく良い特徴ですね。ヘルメットとの相性も悪くないのでお気に入りです。ゴーグルはサングラスに比べて保護力が強く、使ってみると快適なものも多いです。値段はしますが偏光レンズのタイプを選ぶととても見やすく快適なので、デザインもさることながらレンズにもこだわると良いと思います

Rossignol RG1 (http://www.grkk.co.jp/rossignol1213/)

これは来シーズンから使う予定で買った完全クリアレンズのゴーグル。完全クリアレンズって案外見当たらないのですがやっと手に入れました。大雪やナイターではフィッシュボールだとさすがに見えにくいので買いました。ゴーグルはいくつかレンズの種類の異なるものを持っておくとシチュエーションに合わせて変えられるので余裕があったらおすすめです。もしくはレンズ交換が出来て2枚セットでうっているもの(ボーナスレンズ付きなど書いてあるもの)を選べばだいたい晴れの日用と曇りの日用で2枚レンズが入っているので、それを好感して使うのも良いと思います。

<ニットキャップ/ビーニー/キャップ>

kissmark ニットキャップ

上のベイカーがへたってしまったのでヘルメットの中にかぶっています。元々ポンポンが付いたデザインでしたがそれをとってニットキャップにしています。ヘルメットを脱いでも使えるので髪型を気にすることが無いのはメリットですが、本来であればヘルメットは単体で使った方が保護力が安定するので自己責任でお願いします。

ノーブランド キャップ

メコン用に買ったのが平らなつばのキャップです。これはファッション的に使っています。こちらも上と同じく自己責任で組み合わせています。

<ウエア>

686 (http://sixeightsix.com/)

ハイシーズン用にはこちらの686のウエアを使っています。脇の下にベンチレーションがついているので暑い日でも快適に過ごせます。シンプルなシェイプなので気に入っています。ウエアはそのデザインもさることながら、機能性、ポケットの使い勝手も重視するポイントです。特に空気を逃がすベンチレーションと撥水性は大事な部分なので買うときはいつも意識して買っています。

コロンビア(http://www.columbiasports.co.jp/)

暑いときや春用にはこちらのジャケットを使います。中綿が無いので暑くても快適に過ごせますし、風防性や耐寒性もそれなりにあるので十分ゲレンデでも使えます。春などではパーカーファッションな方も多くいますが、たまたま安く手に入ったので使っています。普段使いにも使えるのが良い所です。

ナイキ 6.0 (http://www.nike.com/jp/ja_jp/)

たまたま686の緑に合わせる黄色のパンツとして生地の質感も似ていたので選びました。もともとよくあるダボダボっとしたデザインよりスリムなデザインが好みなので選びましたが、思ったよりもゲレンデで目立つので良かったです。パンツは春でもそのまま使いますが、このパンツもしっかり股の部分にベンチレーションが用意されており、車のカギを無くさないカラビナ付のコードがポケットの中に用意されていたので機能性はばっちりです。もしプロテクターなどを使う方でしたらこういったスリムデザインのパンツでは履けない場合もあります。買う際には確かめて買う事をお勧めします。

<グローブ>

Ignio (http://www.ignio.jp/)

私は滑走スタイルとしてよく滑走しながら雪面を手で触れ続ける「ハンドスライド」と言う技を行います。なのでグローブはすぐにボロボロになってしまうのでグローブは安くて十分な機能のものを選んで使っています。グローブの防寒性は快適に滑るためには大事な部分ですが、私の使っているグローブは値段の割にしっかりと保温してくれるので重宝しています。ちなみに春になると暑いのでホームセンターで売っている防寒手袋を使います。

<ブーツ>

Nordica Ace of Spade (http://www.tecnica-group.co.jp/nordica/)

十分な硬さと足首の使いやすさ、ホールド感で愛用していたブーツです。このブーツはへたりもあって今シーズン限りでオフトレーニング用にし、この冬新たにブーツを買いますがそれもノルディカの3バックルのブーツになる予定です。ノルディカのフリースキー用のブーツはかなりスキーボード向きのブーツだと思います。特に3バックルのモデルは普通のスキーにも使えるので迷ったら是非一度お試しいただきたいブランドです。

 

以上が私のスキー用具の解説です。それぞれにスタイルや好み、個性があるのでこの限りではありませんが、このようなスタイルで私はスキーボードを楽しんでいます。

何かの参考になれば幸いです!

 

チューンナップの受付を開始しました。

昨日お伝えしていますが、いろいろと準備が整いましたのでチューンナップの受付を開始いたしました。受け付けは<こちら>から注文可能です。

手作業になるのであまり一度に多くの板をお請けできませんが、良かったらご利用下さい。ちなみに、

・スキーボード専門です。

・スノーボードは道具が足りないので当面はお受けできません

・長板は可能ですがスキーボードより割高になります(1000~1500円程度)

・送り送料はご負担下さい。返送料は1000円です(離島など例外あり)

の点はご了承ください。

 

スキーボード専門のチューンショップっていままでなかったと思います。その大きな一因は需要が少なかったのが原因だと思いますが、その専門としてやらせてもらいます。スキーボードのチューニングは細かい所で一般のスキーと異なる部分もあるので、他のチューンショップでは目の届かないところもしっかりやらせて頂こうと思います。

ちなみに手作業なのは専門の大型作業機を入れる余裕がないのが本音ですが、一本一本しっかり仕上げたいという思いからです。なのでストラクチャー加工やフルエッジリペアは出来ませんが、出来る限りの範囲でやらせて頂きます。(軌道に乗った際にはストーンマシーンやストラクチャーマシーンの導入したいですが)

もちろんGRの板でなくても大歓迎です。GR ski lifeは板の販売ブランドではありますがそれだけでなく、スキーボーダーのスキーライフを支えるブランドでありたいと思っていますので、お気軽にお問い合わせ、ご注文をお願い致します。

エッジのサビの落とし方の補足

前回、動画でご紹介したスキーボードのエッジのサビの落とし方ですが、何点か補足説明があります。

「手袋について」

スキーのメンテナンスやチューンナップを行う際に手袋は非常に大切なものです。と言うのはスキーのエッジは刃物のごとく良く切れるからです。適切に扱えば簡単に切れることはありませんが、不意に怪我することは良く有るのでそれを防ぐためにも手袋は着用した方が無難です。

選ぶ手袋は何でも構いませんが、出来るだけ手にフィットしていてなじみやすいものが良いでしょう。ホームセンターで売っている作業用の手袋を選ぶと作業しやすいと思います。

「紙やすり(サンドペーパー)について」

紙やすりは見た目は同じようでも実にいろいろな種類があります。このうちスキーのメンテナンスに向くものは#150~#300の空研ぎの紙やすりです。また一般的に紙やすりと言いますが、その紙が布のものもあります。

水研ぎの紙やすりは水を付けて研ぐ用途なのでスキーには向きません。耐水ペーパーとあるものの多くは水研ぎで、値段も少し高いので選ぶ必要はありません。

#○○の数字が小さいほど目は粗くなります。なので目が細かいものが必要であれば大きい数字のものを選べば良いですが、あまりに細かい番手の紙やすりは逆に扱いにくいので注意しましょう。

また、紙やすりはホームセンターだけでなく100均でもあります。どちらでも構いませんが耐久性が必要であればホームセンターのものを選ぶのが良いです。スキー用品としても販売がありますが、スキー用のサンドペーパーはあまり一般のものと変わらないのでわざわざ手に入れる必要も無いでしょう。

紙やすりを小さくいる場合のハサミはなるべく使わないハサミにした方が良いです。紙やすりをハサミで切るとハサミの歯を削ってしまってハサミが切れなくなってしまう事があります。また、手でちぎる場合紙やすりは少しちぎりにくいのでハサミやカッターを使う方が楽だと思います。

「サンドラバーについて」

サンドラバーはシーズン中の大型スポーツ用品店で簡単に手に入ります。

他の用途も考えるとサンドラバーはしっかりしたま四角なものがお勧めです。また、荒目、中目が一つに組み合わさっているものも多いですが荒目はあまり使わないので中目があれば大丈夫です。

サンドラバーは一つあると様々な用途で使えるのでお勧めですが、頻繁に使わないのであれば紙やすりで十分です。他の用具に比べてさほど高いものではありませんが、サビ落とし程度であればどうしても必要と言うものでもありませんので無理して買う必要はありません。

「エッジへのあて方」

エッジにサンドラバーなどを当てる際にNGなのは角度をつけてあててこする事です。エッジの角は非常に重要で、もしも削り落としてしまった場合は素人では簡単に治せるものではなくなる場合もあります。軽い力でエッジの面に水平にあてて優しくこするだけで十分落とせるので注意してください。

「サビを落とした後について」

サビを落とした後は割と錆びやすいので錆び止め剤を塗布するのが良いです。錆び止め剤は出来ればスキー用とあるものが良いですが、もしない場合はしっかりと空布巾で拭っておくか、スプレーワックスを塗っておくのも効果があります。車用などの錆び止め剤はものによっては滑走面や接着を溶かしてしまうものがあるので注意しましょう。スキー用であってもあまり滑走面には良くないものなので、塗布する場合はエッジ以外の部分は塗らないようしましょう。

 

以上、補足説明でした。サビ落としは出来て損のないメンテナンスなので、ぜひできるようにしていただくと大事な板がより長く快適に楽しめると思います。