GR板とビンディングのセット販売を希望されるお客様へ


GR板とビンディングのセット販売、もしくはビンディングの取り付けを希望されるお客様へ


まずは<こちら>をお読みください。(ビンディング取付に関するS-B-Bシステムについて)

この度はGR ski lifeのスキーボードのご購入を検討頂きまして、誠に有難うございます。

GR ski lifeの板(以下GR板)は、多様なビンディングの取り付けが可能な板となっております。そこで当ブランドでもビンディングの販売やセット販売を行いますが、取り付けに関していくつかの注意事項がございますので以下のご確認をお願い致します。

 


 

・GR板に取り付けるビンディングが全てセット販売の注文後に取り寄せとなります。取り寄せ、取付には通常1~2週間のお時間が必要になります。お支払い後すぐにお届けすることは出来ませんのでご了承ください。

・注文受付後、取付の為にワークショップチケットをお送り致します。到着しましたら内容をよく確認し、ショップ控えを剥がさずに記入事項をもれなくご記入下さい。(記入不備があると取り付けが出来ない場合があります)

・取り付けにはお使いのスキーブーツが必要になります。ワークショップチケットと同梱してお知らせしている宛先へスキーブーツをお送りください。(板の取付完了までスキーブーツは調整の為預からせて頂きます。1~2週間スキーブーツを預からせて頂きますのでご了承ください)

・もしスキーブーツを預ける事が困難な場合、取り付けた板のお届け後に、目視での最終確認を最寄りのS-B-B認定者に確認をして頂きます。その確認としてワークショップチケットに同梱した確認書にご記入下さい。(スキーブーツをお預け頂ける場合は必要ありません)

・ワークショップチケットはスキーブーツと共に送って頂くか、スキーブーツが送れない場合はワークショップチケットと確認書を同封して当方宛先までお送り下さい。(送料はご負担下さい)

・スキーブーツ(もしくは確認書)、ワークショップチケットが到着後、ビンディング、板の用意が済み次第購入時のご連絡先に確認のご連絡を致します。再度確認後、取り付け作業を開始します。(この際に連絡先となるメールアドレスは必ずパソコンからのメールが送受信できるアドレスをご利用下さい)

・取付後完了の再びご連絡を致します。その後お客様の元にお預かりのブーツと各書類の控え、商品をお届け致します。(原則木曜日出荷です。送料は当方負担でお送り致します)


以上、数々ご面倒もありますが、安全で確実な取付と、未然の事故防止の為にご協力ください。なお、これらの要件が認められない場合は当方では取り付けは出来ません。(お買い求め自体は可能ですが、自己責任となります。ご容赦下さい)

何卒、宜しくお願い致します。

 

2014年10月30日 | カテゴリー : blog | 投稿者 : YasutakaKikuchi

ビンディング取付に関するS-B-Bシステムについて

S-B-Bシステム(以下SBB)と言うものをご存じでしょうか?

SBBは <こちら> にて詳しく書かれていますが、国際標準規格であるISOに基づいてスキーと板を繋ぐ金具「ビンディング」の取付や調整が行えるように、指導を受けて認定をされた技術者がその取付や調整を行うというものです。これには国内外大手各社が賛同しており、もちろんGR ski lifeでも認定を頂いております。

一般ではビンディングの調整に関してこのような取り決めがある事はあまり知られていませんが、スキーショップなどでオーダーした際に身長や体重を確認されたり、ブーツを持ってくるようお願いされた方は多いと思います。それはこのSBBに基づいて調整する為に訊かれていたことで、多くの販売店がこのSBBの元にビンディングの取付と調整を行っております。

そのSBBで必要となるのが「身長」「体重」「年齢」「ソールサイズ」「スキーヤーレベル」の5つです。この5つから適切に解放値を割り出し、調整を行います。また、これらの情報は「ワークショップチケット」に記載され、適切に調整されたか記録して保管されます。「ワークショップチケット」はSBBの要ともいえるもので、ユーザーはその内容を確認して署名する必要があります。

この「ワークショップチケット」に記載される情報の中で特にわかりにくいのが「ソールサイズ」「スキーヤーレベル」でしょう。ソールサイズはスキーブーツの大きさの事で、すべてのスキーブーツに示されています。一般に24.5cmとか26cmと言ってものそブーツ自体のサイズはメーカーやモデルによって異なり、この数字は解放値を決める上で非常に重要な数字となります。

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写真のようにブーツ下部のどこか(この場合は305mm)に書かれている場合がほとんどです。書かれ方や向きなどはメーカーによって異なりますが、おおむね250~330mmの数字で書かれています。

そしてスキーヤーレベルは3つに分かれます。


 

スキーヤーレベル TYPEⅠ 穏やかで滑らかなな斜面を慎重に滑るスキーヤー

スキーヤーレベル TYPEⅡ TYPEⅠ TYPEⅢのどちらにも当てはまらないスキーヤー

スキーヤーレベル TYPEⅢ 急な斜面をコントロールして滑る高速志向のスキーヤー


このどれかにあてはめます。簡単に言えば安定して止まったり曲がったりが出来なければTYPEⅠ、どこのスキー場でもどんなコースでもコントロールして安定して滑れるならばTYPEⅢ、それ以外は全てTYPEⅡとなります。

そして身長や体重、年齢は正確な値をお伝え下さい。こうしてようやく解放値が決定できます。

解放値が決定してもまだ調整は完了していません。先述のソールサイズによってビンディングの幅の調整は行われますが、ビンディングのモデルによってはさらに細かな調整が必要になる場合がります。それは実際にお使いになられるブーツをはめ込み、適正に調整します。

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たとえばこのブーツのようにブーツ前方のビンディングにひっかける部分が削れてしまっている場合、適正なソールサイズ通りの取付でもはめ込むと適正にならない場合があります。この状態のビンディングは解放値が正しくても外れやすかったり、逆に外れなかったりと不具合を示す可能性があります。ですので可能な限り目視で確認し、調整可能なものに関しては調整を行い、正しくビンディングが作用するようにします。

ですので、お買い求めになる場合でも可能な限りブーツを預け、調整をしてもらうようご依頼下さい。(万が一適正でないと感じた場合は最寄SBB認定技術者にご相談下さい。店舗情報などは <こちら> にて公開されております)

こうして調整されたビンディングは効果を発揮し、怪我などの程度を軽減させることが可能になります。

 

このように業界としても安全対策の為に非常に厳しく行っております。この点をご理解頂いて快適なスキーをお楽しみ頂けたらと思います。