新モデル3機種の紹介

2015NEW

先日プレ販売を開始しましたGRがお贈りする新モデル3機種。どれも「今までにない」と言うキーワードの元に開発された、まったく新しいスキーボードです。

この3機種は今シーズンではなく来シーズンに正式リリースされる板ですが、わずかですが今季、プレ販売という事で販売を行います。

 

とはいえ、何が新しいの?って話ですね。

DSC02236_R共通しての新しさはそのサイズです。これまでのスキーボードは99cmがほとんどで、現在手に入るものの多くがこのサイズです。そしてビンディングが解放式のものであればそのくびれたセンターの幅が90cmが多く、これはGR板で言うForFreeなどが当てはまります。

この99cm、センター幅90と言うのは非常に使い勝手が良く汎用性が優れていて、スキボらしい最適な長さであったので10年以上もこれらのサイズが採用されていました。しかし遊び方の多様化によってこのサイズでは物足りない!と言うユーザーも増えてきていました。

具体的には現在、長板などでも太めの板はトレンドとなっています。特にフリースキーと言うジャンルにおいては幅は需要なものであり、まるでサーフボードのような板まで提案されています。

ではスキボは?となると、幅の広い板はほとんどありません。そして半ば暗黙となっていた99cmと言う長さの束縛。これらから解放して新しい板を作るなら?と言う所の、GRとしての提案がこれらの3機種なのです。


 

「新しい長さ、新しい幅! -OverSize- 」

拡大。モデル名にもなったこのOverSizeは長さ105cm、センター幅105mmと言うこれまでの板よりも一回り大きなスキーボードです。比較すると一目瞭然、見た目がまったく異なります。

DSC02395_Fotor_R

長く太く大きくなったOverSizeは、遊び方も拡大してくれます。太さから得られる安定性はこれまでにないもので、さらにその操作感は「ずらして滑る」ことに長けています。エッジを使った滑りよりも面を使った滑りが、これまでの遊びの枠から大きく拡大して、様々なシチュエーションを楽しくしてくれます。

もちろんGR板の特徴である滑走性は妥協していません。ずれとグリップをコントロールしやすい特性なので、低速でも高速でも楽しめる板に仕上がっています。


 

「これまでになかった新しさを従来と融合 -Lovin’NEW- 」

OverSizeと同じコンセプトながらこちらは90cmと言う短さで生み出された新しいモデルです。センター100mmは十分な太さでOverSizeと同じ使用感を持ちながら、体格の小さい方や女性に向けて開発された板です。

DSC02239_Fotor_R90cmはスキーボードでも短く、不安定に感じられやすい板です。この板はOverSizeのコンセプトを持ちながら、従来の90cmのスキーボードのネガティブ感の解決と言うもう一つのテーマが作り出しました。

90cmモデルにある軽く軽快な操作感を維持しつつ、安定感と汎用性を向上させる。従来にあったものを進化させ、新しいコンセプトを注ぎ込んだLovin’NEWは、そのネーミングにも意味が込められてます。往年の名曲は、多くのアーティストによってその時代にマッチするよう新しく進化して表現されてきました。そしてそこに加えられた新しさが好んで受け入れられるよう願ったのがこのLovin’NEWと言うモデル名になっています。

この板は低速でゆっくりゆったり楽しむのを得意としています。もちろん滑走も自信がありますが、真骨頂はその幅が生み出す汎用性です。今のスキーシーンにもマッチしたこの新しい板は、99cmでは重さや長さを感じてしまっていた方に特にお勧めできる特別な一台です。

※大柄な方でももちろん履けますが、長さの仕様によって本来の性能が発揮できない場合があります。あらかじめご承知下さい。


 

「まったく新しい提案。ロングサイズスキーボード -NoName- 」DSC02270_Fotor_R

まず目を引くのがその長さ。従来ものもよりも明らかに長い125cmは、スキーボードと名乗って良い板なのでしょうか?

この板はスキーボードが短いという固定概念を打ち破る新しい「ロングサイズスキーボード」なのです。

そもそもスキーボードの定義はその長さでしたが、それだけではありません。ゲレンデを自由に思うがままに楽しめるのも、スキーボードの大きな特徴です。そんな取り回しの良さを持ちつつ、長さを伸ばしたのがこのNoNameなのです。

長さゆえにその滑走性は群を抜いています。圧倒的とも言ってよい気持ち良い滑走感は、多くの方にカービングを楽しめ、かつスキボらしい動きも楽しむことが出来ます。荒れたゲレンデを苦手とするスキーボードでも、この125cmは苦になりません。このNoNameはこれからスキーボードを楽しみたい方にもお勧めできますが、長板で楽しんでいる方にもお勧めできる入口の広い癖のないスキーボードです。

独特なのは長さだけでなくデザインと名称。新しい提案だからこそ”名前も無く色も染まっていない”不思議なデザインですが、乗って味わうその特徴は乗った本人が感じ取ったままにこの板は表現してくれます。フリー滑走でもトリックでも、この板を今後どのように表現して呼んでいくかはあなた次第なのです。


このように、DSC02355_Fotor_R新しい3機種はそれぞれがまったく異なる目的で生み出されています。「何に乗っても一緒」と思われていたスキーボードですが、これらの板に乗って頂ければ「違い」は歴然と感じられますし、同時にスキーボードの新しさを感じる事が出来ると期待してます。

ちなみに、今季(2015-16シーズン)のGRの試乗会ではこちらの板をそれぞれご用意しています。ぜひ乗ってたしかめて頂ければ、きっとスキーボードの楽しさがわかって頂けると思います。

直近では1月9日~10日にHakuba47スキー場で行われます「痛板オフ」でブース出展させて頂き、試乗会も行います。もし宜しければ一度試して頂ければと思います。

 

 

【コラム】スキーボードと基礎スキー

そろそろスキーシーズン到来ですね!記事を書いている時点ではまさに明日、ゲレンデがオープンと言うことでいよいよ期待が高まります。

 

そんな今シーズン。もし目標を考えているなら「基礎スキー」を見直してみてはいかがですか?

 

スキーボードに限らずフリー系と呼ばれるスキー、スノーボードでは、比較的基礎スキーなどの部分はあまり重要視されていません。皆がそれぞれの楽しむスタイルで、自由にゲレンデを滑走できれば「基礎」と言う部分はあまり気にしなくても良いようにも感じます。

 

そもそも「基礎スキー」とはなんなのでしょう。

主に基礎スキーと言うと、SAJなどの大きな団体が主導するスキー理論とその技術と言うイメージです。これは多くの方が経験あると思いますが例えばスキー教室でインストラクターに習ったり、検定を受けたりと言う時に触れている部分になります。

でも、ちょっとツマラナイですよね。同じ動きを繰り返し練習し、自由に滑れないという部分が特に。

 

「基礎の得るレベルによって滑りは変わる」

基礎スキーはおおまかに3つの段階に分かれます。

<第一段階>雪の上で安全に滑れるようになる

<第二段階>コントロールして滑走を楽しめる

<第三段階>よりレベルの高い滑りを追求する

一般的にスキー教室やスキーレッスンではまず第一段階を重視されます。このため練習としては止まる、滑る、曲がるという基本的な部分を中心に練習します。この段階は習わずとも「慣れ」で習得可能なところもありますが、自己流の方はだいたい「曲がって止まれればOK!」と捉えていると思います。

なので、滑った事のない斜面に向かった時「とりあえず行ってみよう!」って斜面に飛び込み、無事に滑れれば「滑れた!」。転んだり怪我をしてしまえば「滑れなかった…」となります。怖い思いもするでしょう。

基礎を習っている場合、だいたいどれくらいの斜面なら自分が滑れるかを自分のレベルに合わせてインストラクターなどが判断してくれるので、相対的に判断することが出来るようになります。加えてそのレベルでの止まる、曲がるなどの動きを練習しているので、怪我に繋がることは自己流よりも少なくなります。インストラクターから離れ一人で滑る場合、新たな斜面でも滑れるかどうかの基準が自分の中にあるので警戒もできますし、比較的安全に楽しむことができます。

この違いは次の段階<第二段階>で大きく差が出ます。

どのように経験すれば新たな斜面で滑る事が出来るか?基礎を得ていればそこからのステップはわりと容易です。緩斜面で習ったことを一から確認しながら滑れば徐々に中斜面以上の斜面も克服できます。ですが自己流ではそれが大きな壁になります。自分の技術だけではとても克服不可能な状況に陥りやすいのです。さらにそこまでに自己流で得てしまった不完全な技術は癖になり、その癖も徐々に障害になります。

この段階でも基礎をならうことで克服できますが、この「癖」が非常に厄介になりやすく、最初から基礎を得ているよりも克服までの時間もかかります。そしてだいたいの人がこの段階で大きくつまづき、「ツマラナイ」と思ってしまうこともあります。

第一段階を得てからの第二段階はほぼ同じことの繰り返しですが、この段階だからこそ得る「プラスアルファ」も習得できます。たとえば「ブレーキしながら曲がる技術」などです。曲がるだけではどんどん加速しますが、この技術があるだけで斜面への恐怖心も楽しめる感覚も大きく違ってきます。例として挙げたこの技術は<第一段階>があってこそのものですが、そうして得た<第二段階>から先は自分のスタイルや滑走技術に合わせてさらに上積みを行う<第三段階>、つまり上級者への道になります。

偶然にも自己流のまま第二段階を得るかたもまれに居ます。しかし<第三段階>は自己流では到底到達不可能な領域です。これすらも到達できる方がいたとすればそれは俗にいう「才能のある」方なのでしょう。

スキー検定などで「2級の壁」「1級の壁」と言われる部分は、こうした段階をきちんと踏んでいる方ならばいずれ到達できますが、自己流では2級もかなり厳しいでしょう。

このように、スキーには上達の指標となる段階があり、それを得る過程が「基礎」と言う部分なのです。

 

「スキーボードでスキーを楽しむには」

スキーボードは比較的習得が楽で、コントロールしやすいのが魅力です。なので第一段階は自己流でも簡単にこなしてしまう方も多いです。そういった方がトリッキーな「グラウンドトリック」やスリリングな「パーク」で楽しむ場合、やはり基礎の習得の有無がその後に大きく影響します。

ですが、そういった楽しみ方って、憧れますよね?斜面を自由に滑ったり、雪の壁で軽快に楽しんだり、トリックを駆使して滑ったりパークでエアやジブを楽しんだり。

このレベルで楽しんでる方の多くは少なからず基礎を知っています。そしてそれがあるからさらに上の段階も楽しむことが出来ます。しかし基礎がないとたとえば片足で滑る「ソロ」などは、どんなに頑張っても楽しんで滑る事は難しいでしょう。

普通に滑るだけではなくこういった滑りこそ、実は基礎が重要だったりします。どうすれば上達するのか過程を知っているだけでも全然違います。つまり

「安定してすべる技術があってこそ、不安定な状況を楽しめる」

と言う事です。これは基礎を得ている方なら納得ですが、そうでない方は不可解なものになりがちです。ですが、安定して滑れるからエアなどで飛ぶのも着地も不安定になってもリカバーし、次へと段階を進められます。が、安定した技術なしにエアで飛んでも踏切もうまくできず、着地もしっかりできなければそこで技術は立ち止まるだけですし、最悪怪我に繋がり楽しめなくなります。グラトリにしても無理やりやれば多くの技は出来ますが、それって楽しめてますか?怖い思いだけしかしてませんか?

スキーボードに限らず楽しむためには、まずは怪我をしない、怖い思いをしない事だと考えます。そのためには「基礎の習得」はあって損はないものだと思いませんか?

 

「基礎を得るために」

とはいえ貴重な休みの貴重なゲレンデの一日を基礎に費やすのはもったいないし、つまらないと思います。そうだとすれば「たった一日でも」きちんと誰かに習ってみるのはどうでしょうか?それだけでもずいぶん変わると思います。半日でも良いでしょう。基礎を得るきっかけを持つだけで、様々な楽しめない要因を解決する可能性が生まれるメリットは大きいものです。

これは技術だけでなく、たとえばゲレンデの楽しみ方、寒い時の対策の仕方など、自己流ではなかなか得難い情報も得られます。何か一つ土台ができるだけで、ゲレンデも滑りも大きく楽しみ方が変わります。

これは「スキースクールに入った方が良い」と言っている訳ではありません。自分が憧れる仲間や友人に教えてもらうだけでも十分意味があります。スキースクールの基礎は長板のものなのでスキーボードには不向きな部分もありますが、それでも習ってみると「あ、なるほどな」と思うことがあればそれだけでも良い土台が生まれます。滑りは多種多様にありますが、板に乗って滑るという基本はすべて同じ。その中で楽しく滑っている仲間や上級者からそのレベルまで到達した技術や基本のおすそ分けを得られれば、より楽しむことが生まれます。そしてもし自分が教えを乞われた場合、自分がえた経験をそのまま伝えれば、基礎や基本、技術と言った部分が共有されて、よりたくさんの方と滑りを楽しむことが出来ると思います。

もちろんできれば確固たる基礎技術を持った、できれば多くの方に認められた方の指導を受けられれば最高です。ただそういう方の多くが世間でいう「インストラクター」だったり「指導者」であり、そういう方々が伝えているものが「基礎」だという事です。

そう考えるとほんの少し「基礎スキー」の考えが変わってきませんか?

特に技術理論が周知されていないスキーボードではその基礎はまだ広く共有されていません。ですが、<第一段階>の部分は他のスキーなどとそう差異があるものではありませんし、<第一段階>が得ているかどうかはこれまで書いた通りその後の楽しみ方に大きく影響します。その入り口の土台を見直してみる事こそ、今以上にスキーボードを楽しむきっかけに繋がると私は確信しています。

 

ちなみにGRでは機会は少ないですがスキーボードのレッスン会を行っております。伝えられることは少ないですが、少しでもスキーボードが楽しめるように私が得た「基礎」のおすそ分けができればと活動しています。もしご都合が合えばぜひ一度ご参加頂けたらと思います。

モニターキャッシュバックキャンペーン

GR ski lifeがリリースする「ForFree」「SnowFairy」が気になって仕方ないあなたに耳寄りなキャンペーンです。

今季「ForFree」もしくは「SnowFairy」をご購入頂き、さらにモニターとしてアンケートにお答えいただいた方にはなんと最大五千円をキャッシュバックさせて頂きます!

【概要】

・対象

8月20日~12月20日までにForFreeもしくはSnowFairyをご購入頂いた方

・ご購入方法

GRオンラインショップにてご注文下さい。ご注文時に備考記入欄にて「モニター希望」とお書き添え下さい。(⇒GRオンラインショップは「 こちら 」)

<注意>

 本期間のオンラインショップ販売以外の商品では対応となりません。またモニターアンケート回答時には板の製造番号も必要となりますので予めご了承下さい

ご購入時にはメールアドレスが必要となりますが、必ずパソコンなどのメールが受け取れるメールアドレスにてご購入下さい。迷惑メール設定などでこちらからのメールが受け取れず、トラブルとなる場合があります。特に携帯電話、スマートフォンのメールアドレスはこちらからのご連絡ができない場合もございます

・モニターについて

ご購入後翌年の2月頃にモニターアンケートの用紙をお送り致します。こちらにご記入頂きご返送頂くと、キャッシュバックの対象として最大5000円をお送り致します。

※モニターアンケートでのキャッシュバックは一律3000円としますが、9月中までに板のご購入をされた場合、もしくはキャンペーン期間中にビンディングとセットでご購入頂いた方には特別に5000円のキャッシュバックとさせて頂きます。

(注)キャッシュバック方法について

キャッシュバックはモニターアンケートにご指定の口座をご記入頂くと、こちらよりお振込み致します。もしお振込みでは都合が良くない場合は、クオカードに代えてお送りすることもできます。

・モニターアンケートについて

いくつかの簡単な質問にお答えいただきます。ご回答の内容につきましては今後の商品開発などの為に参考にさせて頂きます。また個人情報につきましては今件以外での使用や流用を致しませんのでご了承下さい。

以上、宜しくお願い致します。

スキーボードの夏チューンナップ

夏も暑いさなかですが、愛板の調子はいかがですか?チューンナップはされてますか?

 

…調子と言っても雪もない今はあまり関係ない?

 

実は、夏ってチューンナップにはとても良い時期なんですよ。

DSC06425_R<夏がチューンナップに向いてる訳 その1>

夏は暑いです。この暑さが実はポイント。スキーの滑走面にしっかりとワックスを浸透させる場合、できるだけゆっくり冷えるようにしてあげるとその分ワックスも浸透してくれます。冬にやる場合は室温を20度程度に温めて行いますが、室温が高い夏ならば特に加温しなくとも浸透を高める事ができます。

そしてよく浸透したワックスは滑っても耐久性があり、板も十分保護されます。良いことづくめですね。

 

<夏がチューンナップに向いてる訳 その2>

上の理由に近いのですが、ワックスを浸透させるもう一つのコツに「板を温める」というのがあります。板が冷たいといくら室温が高くとも浸透しにくくなるのですが、暑い夏は板も十分温められている状態に近いので、特に保護性を期待できる硬いワックスなどを浸透させやすくなります。

硬いワックスは板を長持ちさせるためには大事なワックスなので、少しでも浸透させた方がやはりメリットはあります。

 

<夏がチューンナップに向いている訳 その3>

夏は湿気が高いため、案外この時期に板の錆びが進行してしまうということはよくあります。ですが、逆にこの時期にメンテナンスして錆を落としておくことで、エッジの錆を進行させずに済ませることができます。エッジの錆はいわゆる癌と同じようなもので初期的なら簡単に落とせますが、進行してしまうとエッジ剥がれの原因となる場合もあります。特にノーメンテでシーズンオフしてしまうとかなり錆が進行している場合もあるので、夏の間に落としておくのも必要です。

 

<夏がチューンナップに向いている訳 その4>

夏は十分時間があります。案外冬にチューンナップやメンテナンスを行っても時間が足りないことがあり、不完全なメンテで使うこともままあります。夏なら十分時間があるのでゆっくり丹念にチューンナップやメンテナンスを行う事が出来、万全の仕上がりでシーズンインを迎えることができます。

 

<夏がチューンナップに向いている訳 その5>

自分でチューンもメンテもできない!という方の場合はショップにチューンの依頼をされると思います。その場合、多くのショップは夏は比較的リースナブルな料金で行ってくれます。シーズン中だと注文の多いためチューンに預けても時間がかかることも多く、料金も正規の料金となることがほとんどです。また、スキーボードの場合短いがゆえに受付てくれないショップもあるので、余裕のある夏の方が預けられるショップを探すのにも向いているということもあります。

 

と、このような理由があります。12月にシーズンインと考えてもあと4か月、ゆっくりできる今だからこそのチューンナップも「アリ」だと思います。

 

なお、GR ski lifeでもチューンナップを受け付けています。スキーボードはメーカー、ブランドに限らずお預かりしますし、やや料金は割増となりますが長板のチューンも行います。(スノーボードは申し訳ないのですができません)

そしてこの記事を読んでくれた方にサービス!注文時に「記事を読んだ」とご記入頂いてご注文頂ければ、ベースチューン、リフレッシュチューンの料金からそれぞれ1000円引きにてお受けいたします(チューン割引券との併用はできません、このサービスの適応は平成27年8月31日受付分までです)。

GRのチューンナップについては<<こちら>

 

この夏にしっかりチューンナップして、ぜひ楽しいシーズンインを迎えましょう!

【企画】スキーボードを盛り上げよう!

ツイッター連携で気軽に楽しめる企画「スキーボードを盛り上げよう!」の告知です。

<<期間 2015年 7/28~8/31>>

<<発表 2015年 9/15~>>

 

この企画はとても簡単!

1) GR ski lifeのアカウントをフォローする(https://twitter.com/GRskilife)

2) ハッシュタグ「 #スキーボードを盛り上げよう 」を本文に必ず書き添える

3) スキーボードが盛り上がりそうなコメント、写真、動画、思い、などなどをツイートする

4) ハッシュの付いたツイートを見て「ぐっ」ときたらリツイート、ふぁぼしてさらに盛り上げる

5) この企画なんなの?と聞かれたらこのページ「http://grskilife.net/blog/skbm/」を紹介する

これだけです。(注意事項は本文下参照。参加時点で注意事項にご了承頂けたものとします)

そしてなんとこの企画で最も盛り上げた方には、GRより景品を進呈させて頂きます。

 

「もっとも盛り上げた賞」 GR ski lifeスキーボード「NoName」を進呈!

NoNameについては→<<こちら>

「もっともぐっと来た賞」  GR ski lifeスキーボード「WhiteLandかForFreeかSnowFairy」を進呈!

WhiteLandについては→<<こちら>

ForFreeについては→<<こちら>

SnowFairyについては→<<こちら>

 

「もっとも盛り上げた賞(1名)」

・一番多くのリツイート、ふぁぼをされたツイートに対して進呈致します。(リツイートとふぁぼの合計数)

※同数だった場合はリツイートの多かった方優先、それでも同数の場合は投稿日時が早かった方を優先致します。

※組織票があった場合など集計が困難になった場合は、集計上位の中から受賞者を決定致します

「もっともぐっと来た賞(1名)」

・GRの中の人の独断で「ぐっ」ときたツイートに対して進呈致します。

※板は3機種から一台お選びいただきます。WhiteLandはビンディング付きですが、ForFree、SnowFairyは板のみとなります。また、WhiteLandは通常の白のみです。

※FF,SFについてビンディングが欲しい場合は別途割安価格にてで対応させて頂きます。

***各受賞ツイートは、GRサイト内で紹介させて頂きます。***

 

<注意事項>

各賞の抽出にはハッシュタグを利用します。ハッシュタグにて抽出できなかったツイートは本企画から除外となりますのでご注意ください。

ツイートの内容に関して当方が責任を負うことはありません。また問題が起こった場合にはツイートした本人がすべての責任を負うものとします。

公俗良序に反するツイートはおやめください。また、反するツイートは本企画から除外します。

スキーボードとまったく関係のないものと見なされたツイートは、本企画から除外します。

組織票によるリツイート、ふぁぼはおやめ下さい。組織票と見なされる場合は本企画から除外します。

スキーボードを盛り上げる企画ですので、スキーボードを貶したり貶めるツイートはご遠慮下さい。

写真、動画などを利用する場合、必ず肖像権や著作権などを確認し、問題ないものをご利用下さい。

成りすましなどのツイートは、先にツイートされた方の票として加算されます。

受賞に際して受賞者とはメッセージによって連絡を取らせて頂きます。受賞から1か月以内に連絡が取れなかった場合は商品の進呈を見送らせて頂きますのでご承知下さい。

参加があった段階でこれらの注意事項はすべてご了承頂けたものとします

2015年7月28日 | カテゴリー : blog | タグ : , | 投稿者 : YasutakaKikuchi

【販売店情報】 スキーショップコラボ

ロゴshop

本日より山梨県甲府市にある「スキーショップコラボ」様にて、GR ski lifeのスキーボードを販売させて頂いております。

こちらのお店は山梨でも数少ないスキー専門のお店で、競技系、技術系、フリー系のスキーを年間通して販売されております。もちろんブーツやビンディング、メンテナンス用品からアパレルまで一通りのものはこちらですべて手に入る幅広い品ぞろえも魅力のお店です。

非常に明るいお店で、店長様も気さくな楽しい方ですので気軽にお立ち寄り頂けると思います。

またチューンナップにも力を入れらており、ハンドメイドで仕上げられる板は高い評判を呼んでおられます。

 

こちらのお店では「WhiteLand」「ForFree」「SnowFairy」の3機種をご用意させて頂いております。お近くにいらした際にはぜひお立ち寄り頂ければと思います。

 

スキーショップコラボ(http://www.ski-collabo.jp/)

定休日 水曜日 : 営業時間 10:00~20:00

板比較レーダーチャート

GRの板の比較をわかりやすくレーダーチャートにしました。一般的なスキーボードを標準として、それぞれを比較しています。

<それぞれの見方>

※中央の六角形は標準的な板をすべて5としています。

操作感 取り回しやすさや軽快感、コントロールのしやすさ
安定感 滑走中の安定感や、雪面に対する対応力
汎用性 用途に応じた対応力の広さ、グラトリやパークなど
基本滑走 基本的な滑走性能
高速滑走 高速での滑走性能
限界性能 限界領域でのパフォーマンス

 WL_om_R  WhiteLand(限定含む)

WhiteLandはすべてにおいて標準よりも性能が高めてあり、エントリーモデルながら高いコストパフォーマンスを発揮します。専用のチューンによりその操作感は良好で、万人向けのスキーボードと言って差し支えないスペックです。


 

 FF_om_R ForFree

ForFreeの特筆すべきはその滑走性能で、基本、高速共に高い滑走性を誇ります。板が固くしっかりしているため操作性はWhiteLandに劣るものの、使いこなせばWhiteLandでは耐えられないシチュエーションでも板の性能を発揮します。


 

 SF_om_R SnowFairy

90cmと短いながら高いパフォーマンスを発揮します。全体的にバランスも良く、ショートスキボとしては滑走向けとなります。板がもっとも軽いため軽快感は非常に高く、女性や小柄な方にお勧めのスキーボードです。


 

 OverSize OveSize

安定感と汎用性を重視した新しいサイズのスキーボードです。滑走性はForFreeには適わないものの、圧倒的な安定感はこれまでにないものです。従来より長い板ですがずらしやすい性格なのでコントロール性も良好で、様々なシチュエーションにその性能を発揮します。


 

 LovinNEW Lovin’NEW

90cmのショートレングスながら太いため、安定感と汎用性が高められています。OverSizeと同コンセプト で設計されているためコントロール性も良く、特にゆっくりとしたスピードでも様々な滑りを楽しむことができます。今までになかったワイドなショートスキー ボードです。


 

 NoName NoName

その性能は125cmという見た目同様に飛び抜けています。長さゆえに標準のものと比べて汎用性は劣るもの十分スキー ボードとしても楽しめ、特にその滑走性と安定感は日類するものがありません。滑走においては苦手とするシチュエーションが少ないので、滑走メインで楽しみ たいユーザーにお勧めです。

 

 

 

 

滑走面のちょっと深い話

ちょっと久々のハウツーブログですね。

最近エントリー向けの動画を作成していますが、これがなかなか好評のようでしてうれしい限りです。ですが、スキーの世界にどっぷりつかっている皆さんには物足りない内容かとも思います。

そこで、今回は意外と深い滑走面のお話をしたいと思います。

<滑走面?>

スキーでは滑走します。当たり前です。かつては竹などが素材に選ばれていましたが、技術革新によってその素材はプラスティックに置き換わり、今の時代を迎えています。

この「滑走面」とはなんなのでしょうか?

滑走面はそのほとんどが「ポリエチレン(PE)」でできています。PEは低温に対して安定的な性質を持つため雪の上ではうってつけで、高い滑走性能を発揮します。

この「低温に対して安定的」というのが重要でして、他のプラスティック素材ですと低温ではもろくなりがちで、高速で滑走するスキーではPEは非常に有用な素材です。また生産コストが安価で加工もしやすく、スキーの滑走面としては非常に理想的な素材と言えます。

さらに、ワックスと呼ばれるパラフィンを染み込ませると容易にその滑走性を調整できるのも大きな特徴です。このため、スキーではワックスを滑走面に塗り、その滑走性を高めている訳です。

<シンタード?エクストリューデッド?>

一般には滑走面はPEですが、さらに大きく3種類の素材に分けられます。滑走面は「ベース」と呼ばれることから、これらは以下のように呼ばれています。

・PEベース

・エクストリューデッドベース

・シンタードベース

もっとも安価で手軽なのがPEベースです。これはキッズ向けの安価なスキーなどに採用されますが、PEと言ってもベース素材としては柔らかいため傷がつきやすく、滑走性もあまりよくありません。大人向けでも非常に安価な板に採用されますが持ちはよくありませんし、ワックスもあまり意味をなしません。スキーボードでも安価なモデルはこの滑走面が採用されているものもあると思います。

エクストリューデッドベースはEXベースともよばれ、extrudedの意味、押し出し成型からよばれています。滑走面としてはもっとも普及している素材で、ワックスとの相性もそれなりに良く、滑走性も安定しています。構造的にはPEベースよりも高密度なもので、近年では透明な素材もあるため、デザインを施した滑走面にはしばしば採用されます。

シンタードベースはEXベースよりもさらに高密度なポリエチレン素材を用いていて、その製法もPEベースやEXベースとは大きく異なります。そのため非常に硬く、ワックスの持ちの良い、滑走性の高い滑走面となるため、競技用の板やハイパフォーマンスな板に採用されています。しかしEXに比べると高額で、透明な素材が作りにくいためその多くが真っ黒な滑走面で、最近では切り貼りすることでデザインされた滑走面を作ることもできています。

このようにこれらには特徴があります。ちなみにGRではコストパフォーマンスとデザインの再現性、メンテナンス性を重視してEXベースを採用しております。

<滑走性を高めるならシンタード一択じゃないの?>

実はシンタードは「厄介な」滑走面なのです。

シンタードは値段意外いいことづくめ。滑走性は圧倒的で、ワックスも良く染み込むし持ちも良い。きちんと滑走面ができていれば多少ワックスをさぼっても余裕で滑れます。しかしこれが、実は「厄介」なのです。

EXベースはPEベースより硬いとはいえ作業性はよくシンタードよりも柔らかいので修復が比較的楽です。滑走性はシンタードよりも劣り、ワックスの持ちも劣りますがそのために自然に滑走面を手入れでき、もし致命的に劣化したとしても割と直しやすい特徴があります。

しかしシンタードはそうもいきません。滑ってしまうため習慣的に滑走面をメンテナンスしない方では、致命的に劣化するまでメンテナンスを行わないことがあります。こうなってしまったら直さねばなりませんが、その硬さゆえに簡単には治せません。しかも使う前にしっかりとベースワックスを染み込ませる「ベース作り」を行っておく必要もあり、その作業性はEXベースに比べてあまり一般向けではありません。性能が高く高価である反面、ユーザー次第ではEXベースよりも扱いにくい板になる場合もあります。

とはいえ、一般的なメンテナンスを日常的に行えるのであればシンタードほどよい滑走面は無いでしょう。しっかりベースを作り育てたシンタードの滑走面は、あらゆる状況で最高のパフォーマンスを発揮します。

GRではこの点を検討し、現モデルシンタードの採用を見送っております。将来的には採用するモデルをリリースする予定はもちろんありますが、シンタードは透明な素材も無いため滑走面のデザインを大事にしたいGRでは特別なモデル以外はEXベースを採用する方針です。

<滑走面の劣化とその対処?>

滑走面は必ず劣化します。シンタードも例外ではありません。PE<EX<シンタードの順に劣化に強いですが、PEの性質上何もしなくとも毎日劣化します。

PEはプラスティックなので、紫外線や水分による加水分解、熱などの要因で劣化します。よく「滑走面が焼けた」と言いますが、この状態は専門的には「ベースバーン」と呼び、滑走面が摩擦によって劣化してしまった状態です。この状態は板を見るとエッジのわきなどが白くぼやけたようになります。程度の軽いものであればワックスを入れるだけである程度改善しますが、ひどいものは削り取る必要があります。

劣化した滑走面はまず滑走性が悪くなります。引っ掛かるような感覚で板が進まなくなります。そしてワックスも劣化した個所は入らなくなり、そのまま放置するといくらワックスを塗っても滑走性が悪いままの板になります。(これがシンタードで劣化した場合に厄介な症状です)

しかし補修する場合はごく薄く削るだけで治すことが可能です。作業としてはヤスリなどで削り落とすのが一般的で、これらの作業を「サンディング」と呼びます。

劣化させない方法もあります。それは適切なワックスを常に入れておくことです。時期によりワックスは数種類を使い分けますが、とりわけ「ベースワックス」と呼ばれる基本的なワックスをしっかり入れておくと、滑走性も良く劣化もしにくくなります。具体的には滑って帰ってきたらワックスを入れておけば、ワックスが被覆して滑走面を守るだけでなく、ワックス自体もしっかり浸透して次に滑るときに快適に滑れるようになります。

このメンテナンスはすべての滑走面に言えることで、ワックスを切らさないことがすなわちもっとも大事なメンテナンスになります。

<ストラクチャー?>

滑走面には「ストラクチャー」と呼ばれる非常に細かい溝が刻まれています。これはサンディングの作業による副産物なのですが、この微細な溝が板の排水性を高め、滑走性をより高める効果があります。

さらに高級な板となると意図的にストラクチャーを入れる「ストラクチャー加工」が施されます。こうした板は効率的な排水が行われるのでより高い滑走性を維持できるようになります。

ところで、この撥水性はどのようなものか。滑走性を悪くする要因は滑走面の劣化ですが、それ以外の要因としては「水」「汚れ」「ワックス」があります。

水はもっとも身近な要因で、寒いゲレンデで水というとピンときませんが、板は滑走により摩擦されます。摩擦されると氷は水になり、水の表面張力によって板にまとわりつきます。こうなるとせっかくのPEの性能は発揮されなくなり、滑走性は著しく低下します。

そこでストラクチャーを入れることで排水を促し、ワックスの染み込んだPEがきちんと雪に触れられるようにします。このおかげで板は滑走性を保ったまま滑る事ができます。

しかしストラクチャーも過ぎたるは及ばざるが如しで、やりすぎると今度はストラクチャーの溝が抵抗となって滑走性に影響を及ぼします。ストラクチャーはあった方が良いですが、意図的に加工する場合は必ず技術者に依頼した方が良いでしょう。

<汚れ?ワックス?>

先ほど、滑走性を悪くする要因としてもう二つ、「汚れ」「ワックス」と紹介しました。

「汚れ」はわかるとして、「ワックス」は滑走性をよくするものでは?

「汚れ」はごみ、油、砂など様々です。PEはその性質上静電気を帯びやすく、ごみを吸着しやすい性質があります。春先に滑走性が良くないのはこれと水が原因ですが、もちろん対処方法もあります。

汚れにくい滑走面を作る事。つまりきっちりクリーニングされていれば汚れも付きにくくなり滑走性を保てます。そしてもう一つ「グラファイト」を用いたワックスを使う方法もあります。グラファイトは汚れを静電的にはじくので効果があります。しかし炭のように黒いため、滑走面は黒く汚れます。もしデザインされた滑走面であるなら、グラファイトの使用は一度検討してからの方が良いでしょう。

「ワックス」は真逆のようですがそうではありません。雪質に合わないワックスを使ったり、フッ素が必要ない状況でフッ素入りのワックスを使うと滑走性が妨げられる事があります。これらは経験でしか判断ができませんが、ワックスに書いてある「温度帯」を参考に、できるだけ雪に合ったワックスを選ぶことが大事です。

さらに、ワックスを剥がさないことも妨げられている原因です。これは単純にストラクチャーがワックスでつぶされている状態であり、排水性が悪くなっているのが原因です。ワックスを入れた後になぜブラシなどでこすり落とすか疑問だった方もいると思いますが、ストラクチャーの溝のワックスを掻き出すというのがその理由です。

ですが、最近では工夫されて塗りっぱなしで剥がさずとも効果のあるワックスもあります。これもワックスの説明書をよく読んで正しく使う必要があります。

<まとめ>

滑走面についてはちょっと深い話としてもこれほど盛り沢山な話となります。これ以上深い話はまたの機会にしますが、これで少しでも皆さんの疑問や解らないことが解決されれば幸いです。

また、板の短いスキーボードでは滑走性の維持が楽しく滑る為にも重要な要素となります。これを機会に皆さんも自分のメンテナンスを見直してみても良いかもしれません

2015年7月9日 | カテゴリー : blog, howto, mente | 投稿者 : YasutakaKikuchi

Flair(滑走面にデザインを入れよう!)

KIMG0955

※上デザインについて

フリー素材を利用させて頂いております。また、左から2番目のものは「ジュエルセイバーFREE http://www.jewel-s.jp/」様のデータを利用させて頂きました。

 

新しいスキー板のデザイン手法「Flair」についてです。

「スキーの滑走面も自由にデザインしたい!」

この声にこたえるべくGRでは試作、検討を重ねてついに実現(?)させることに成功しました。

 

フレアのポイント1 自由なデザインが可能!

フレアは滑走面にデザインを転写し、デザインを入れます。また、黒や濃色以外の滑走面であればほとんどのスキー、スノーボード、スキーボードの板に施工可能です。

フレアのポイント2 ワックスが入る!

フレアのデザインに使う素材は滑走面と同じ素材!ですのでこれまでと同じようにワックスを入れるなど、メンテナンスができます。

フレアのポイント3 ある程度修復可能!

もしフレアのデザインが滑走中に取れるなどした場合でも、程度により修復することができます。

 

とはいえ、現時点では次の問題が解決できていません

問題点1 使える色が黒のみ

素材の問題で黒のみ1色です。なので滑走面が黒や濃色の場合には加工できません。現在他の色が使えないか模索中ですが、現時点では黒のみです

問題点2 滑走面がやや染みのように染まる

加工の都合により、デザイン箇所が黒く染みのようになってしまいます。ある程度は解決できていますが、難しい改善点となっています。

問題点3 細かいデザインは出来ない

デザインは転写した後、彫刻刀ですべて彫ります。従って彫刻刀で彫れない細かいデザインや線はデザインできません。加えてある程度深く掘らなければデザインが取れてしまうこともあるため、デザインの線の細さ、先と線の間には制限があります。

同様の問題で、細かい曲線なども難しくなります。線画の段階で単純化などの作業が必要になります。

問題点4 べた塗は難しい

べた塗デザインは現時点では難しいと考えます。多少の塗りであれば問題はないですが、大きな塗りは加工箇所が取れる可能性が大きくなります。

問題点5 滑走性が落ちる

滑走面に意図的に凹凸ができるため、滑走性は落ちてしまいます。できるだけ平らに仕上げ、ストラクチャーを入れられるよう加工しますが、デザインの大きさによっては解決が難しい場合があります。

問題点6 デザインが取れる、剥がれる

加工の都合により、このフレアはデザインが恒久的に保たれるものにはなりません。簡単には取れないものですが、滑走などにより取れてしまうこともあります。

問題点7 板を元通りにすることが困難

完全に滑走面を張り替えるなどの作業を行わない限り、元通りにすることは出来ません。また意図的に板を加工するため、メーカー等の保証、サポートは受けられなくなります。

問題点8 安価にしにくい、量産が難しい

加工がすべて手作業となるため、作業工賃はある程度必要になります(A4サイズまでで1点5000円程度)。また、同様の理由から量産は難しくなります。

 

と、まだまだ多くの問題を抱えておりますが、それ以上にお好みのデザインを滑走面に加工できるのは非常に楽しみな提案になると思います。

フレアについてはまた追って情報を公開致します。新しいスキーの楽しみ方につながるよう、さらに試作、検討してみたいと思います。