スキーボードのブーツ

KIMG0473

スキーボード(ファンスキー)のブーツは、普通のアルペンスキーのブーツが一般的です。過去にはスキーボード(ファンスキー)専用ブーツも存在していましたが、残念ながら現在では「専用」のブーツはほとんどありません。

では、どのようなブーツを選ぶべきでしょうか?

 

スキーボードに適しているブーツは、足首が使いやすく適度な硬さのブーツです。

 

スキーボードはその板を支える為に膝が重要で、膝を使うには足首が使いやすいブーツの方が楽に使えます。従来あったリアエントリーと呼ばれるブーツの後ろ側がガバっと開いて脱ぎ履きするタイプのブーツ、レンタルで良く見かけるあのブーツでは、足首が使いにくくスキーボードには少し向きません。

BasicStyle_side BasicStyle_side_stand

写真のように少し膝を曲げた状態が基本的な姿勢になりますが、ブーツの足首が曲げにくいと膝も曲げにくくなります。

これに適したブーツとしてお勧めするのが「フリーライド系」と呼ばれるブーツです。最近では「フリーライド系(もしくはフリースキー系)」と呼ばれるスキーブーツが多く出回るようになりました。これらのブーツはスキーのフリースタイル、パークで飛んだり構造物の上を滑ったり、従来のスキーの枠に当てはまらないスキーを言いますが、そういった意味ではスキーボードは同じくくりとなり、ブーツもフリーライド系のもので十分楽しむ事ができます。

もちろん、従来のスキーブーツでも楽しむことが出来ますが、新しく購入するのであれば「フリーライド系」を試さない手はありません。

 

ちなみに、スキーボードは他にも「スノーボードブーツ」や「テレマークブーツ」でも楽しむことが出来ます。これらはそれぞれ専用のビンディングが必要となり、操作も通常とは異なるので今回は説明を割愛しますが、スキーボードはいろいろなスタイルで楽しむことが出来ます。

 

さて、ではどのように選ぶのか?と言うと、スキーブーツ選びは難しいものです。足に合った物でないと足が痛くなったり滑りにくかったり、かといってどれが自分に合っているか?はわかりにくいものです。

スキーブーツ選びで重要なポイントは3つあります。

  1. 自分の足の実寸の長さ
  2. ブーツの硬さ
  3. 履き心地

まず 1.の自分の足の実寸の長さですが、多くの方がブーツを選ぶ際に、今履いている自分の靴のサイズを参考に選んでいると思います。

が、これが実はマズイのです。スキーブーツは実際の足の実寸を測って選ばなければ、ただただ痛かったりフィット感が良くないブーツを選んでしまいます。多くの場合ブーツを購入する時に店員の方にお願いすると、実寸を測って貰えます。その実寸を参考にブーツを選ぶと、多くの場合は靴のサイズよりも小さいブーツとなると思います。私の場合ですと普段の靴は27cmですが、スキーブーツは25.5cmです。足の実寸が25.2cmですので、これで十分です。

大きいブーツを選んでしまった場合、滑走中に足がブーツの中で動いてしまいます。これは滑りにくいだけでなく、靴擦れのようにこすれて痛める場合もあります。それを防ぐためにしっかり締めると、こんどは締めすぎとなってうっ血して痛かったり、締めすぎる事自体で痛かったりします。

適切な大きさであれば適切な強さでブーツを締められるので、結果痛みが出にくくなります。ブーツの性能も発揮されやすく、滑りやすくなります。

さらに最近のブーツは「ラスト幅」と言うものが示されています。おおむね90~100mmで示されていますが、これは足の一番広い所の幅です。

ラスト幅

この幅も測れば、自分の足に合ったブーツがさらに選びやすくなります。このラスト幅が広いブーツは履き試した感じは広く快適に感じますが、しかしこの幅があまりに余裕があると、上の理由で足が左右に動いてしまい、結果親指の付け根や小指の付け根が痛んでしまうことに繋がるので注意です。

次に 2.のブーツの硬さですが、ブーツは「フレックスインデックス」と言うものでブーツの硬さを示しています。その数字は50~150で、一般のものでは80前後のものが主流となっています。

このフレックスインデックスは単純にフレックスとも言いますが、実はメーカーによってばらばらで決まった数値ではありません。が、目安として利用は出来ます。

フレックスの関係

この図はブーツのフレックスと硬さの関係を示したものです。スキーブーツには大きく「競技モデル」と「コンフォートモデル」があり、同じフレックスインデックスでもその硬さは違ったりします。多くの場合は競技モデルをえらばないのでコンフォートモデルになりますが、コンフォートモデル110だとしても、競技モデルでは硬さとして90くらい、となったりするので一概にフレックスで選べるか?と言うとさらにわかりにくくなります。フリーライド系ブーツの場合は多くがコンフォートモデルなので、130の硬いブーツを選んだとしても、それは競技用の130とは大きく異なる硬さなのです。

では実際どのように選ぶか?それは板を履かずにブーツを履いた状態でブーツをたわまして足首が曲がるかどうかで判断すると良い参考になります。これが全く動かなければ硬すぎ、簡単に動きすぎては柔らかすぎです。ぐっと力を込めて曲がるくらいがちょうどよいフレックスになりますし、もし買い替えで購入する場合は元々のブーツのフレックスを参考にすると良いです。

そして 3の履き心地は最も重要でしょう。いくら足に合っていてフレックスもちょうど良くても、履いて痛ければ意味がありません。一番はためし履きをしてしっかりとブーツを締めた状態で痛みや違和感が感じられない事。そして適度に足全体が締め付けられている事です。特に簡単にかかとが浮いてしまう場合は浮かないブーツを選んだ方が良いでしょう。

そして最近のブーツでも中級以上のものとなると「フォーミング」呼ばれる機能がついています。このフォーミングはインナーブーツ、ブーツの外側の硬い所ではなく内側の柔らかいブーツをインナーブーツと呼びますが、これを自分の足型に合わせて変形させることで足にぴったり合わせられる仕組みです。メーカーやブランドによって異なりますが、ブーツを熱して温めて足の形を取る「熱整形」と呼ばれるインナーであれば非常に高いフィット感を得られます。他にも履き続ける事で徐々に足に合っていくフォーミングインナーもあり、これは各メーカーや店員さんに問い合わせてください。

と、ここで一つ注意があるのですが、もし熱整形インナーのフォーミングをする場合、もし初めからインソールと呼ばれる中敷を交換するつもりがあるのならば、インソールを交換してフォーミングを行った方が良いです。熱整形フォーミングの場合熱を入れられる回数がほとんどの場合2~3回で、それ以上は整形できなくなります。インソールによっては足のあたる部分が変わるため、この点は注意しておきましょう。そして熱整形したブーツは絶対に過度に温めてはいけません。ブーツを履くときに冷えていると寒いし履きにくいのでヒーターなどで温める方も多いと思いますが、暖め過ぎるとそのせっかくのフォーミングが元に戻ってしまうからです。温めたとしても体温程度に留めましょう。

このように選んだとして、もう一つ悩ましい事があります。最近のブーツはいろいろ進化しているため、バックルが4つだったり3つだったり、またはワイヤーだったりと様々です。

KIMG0472 KIMG0474 KIMG0476

これらはそれぞれ意味がありますが、軽さを重視するのであればバックルが少ない方が有利です。そして特に3バックルモデルでは足首が使いやすいものが多く、足首が細くてフィット感が得られない方には3バックルはおすすめできます。トータルのホールド感では4バックルが最も良いですが、足首を使いたいスキーボードでは4バックルでは硬く感じることもあります。

他に写真を用意できませんでしたが、ワイヤーバックルのモデルはその軽さに特徴があります。最終的には「好み」になりますが、このような特性も把握しておくと選びやすいでしょう。

さらに前傾角やカント調整などこだわるといろいろありますが、まずはこれらの点を押さえておけばきっと良いブーツに出会えると思います。もし良いブーツに出会えればそれだけでスキーは上手になりますし、快適に一日過ごせます。

以上、スキーボードにブーツについてですが、最後に最も重要なポイントを一つ。

必ず、試し履きをして購入しましょう。

ネットで買うと安かったりしますが、結局買い替えるよりもためし履きして買った方がずっと安く抑えられると思います。最終的にネットで買うにしても、一度履いて確認することをお勧めします。

 

スキーボードのビンディングとは?

IMG_5628

スキーボードのビンディング?と言うと、ほとんどの方が「元々ついてるものでしょ?」と答えます。これは昔、ファンスキーやショートスキーと呼ばれていた頃からなぜか短い板には簡易的なビンディングがセットになっていて、そのイメージは今でもあります。

KIMG0440 多くの人のイメージにあるのはこれ

写真はエラン社のスキーボードで、簡易的なプラスティック製のビンディングがついています。このプラスティック製の固定式のビンディングは俗に「プラビン」と呼ばれ、かつてのショートスキーやファンスキーからスキーボードに至るまでに大きく影響を与えたビンディングです。

では、なでスキーボードには普通のビンディングがついているものが少なかったのか?これには非常に複雑な大人の事情もあるのですが、簡単に言えば

「普通のビンディングを取り付ける義務が無かったから」

です。これはISO規格やドイツ工業規格などにも及ぶ話なので割愛しますが、いろいろあって各メーカーがプラビンを選択して販売していました。

その頃、一部のメーカーは「4×4」(フォーバイフォーと読む)と言う規格に着目し、板とビンディングを別に用意し始めました。これらはハイパフォーマンスなものが多く、上級のスキーボーダーに多く受け入れられました。

KIMG0464 KIMG0442 KIMG0466

これらはGRのForFreeのものですが、スノーボードと同じような4つの穴をビンディング取付位置に用意し(インサートホール)、金属製などの固定式のビンディングをボルトで固定できるようになっています。写真3枚目のように異なるビンディングでも規格が同じものなら自由に選べるため、好みで組み合わせを自由に変えられます。

この4×4固定ビンディングは重量こそ従来のプラビンに劣るものの、その剛性や強度、取り換えがほぼできないプラビンと違い換装可能な点などが多く受け入れられ、今でも多くのスキーボーダーが利用しています。

しかし、残念ながら4×4固定ビンディングは現在なかなか手に入れることが出来ないものになっています。それは「簡単に外れない」と言う特徴がケガを重症化させやすいなど、一般に受け入れられなくなったからです。現在では自己責任において利用されていますが、新品を手に入れることは非常に難しくなっています。

これに代わって近年台頭し始めたのがレンタルで使われる調整幅の広い解放式ビンディング(一般にはアルペンビンディングと言いますが、ここでは固定式と区別するため解放式とします)です。このビンディングは一般ではレンタルビンと呼ばれていますが、その解放機能と調整幅のメリットはあるのものの、硬さや重量でスキーボードに与えるデメリットは多く、上級者にはなかなか選ばれないものになっています。板のコストパフォーマンスもあまり良くなく、過去の4×4規格の上級モデルに匹敵するものはありませんでした。

そこでGRが用意したのが「解放式でも取り付けられる板」なのです。この仕組みはこれまでになかった新しい発想の板です。

GR板はそのコンセプトとして「ユーザーが自由にビンディングを選べる」というものがあります。一部のモデルを除いてですが、固定ビンディングの取り付けられる4×4規格のインサートホールと、解放ビンディングが取り付けられる板内部の補強、ビンディングプレートが内蔵されています。これによって規格に準じた固定、解放のビンディングが取り付けられ、ユーザーの好みによって選ぶことが出来るようになりました。(ただし自分で取付、調整を行った場合は全て自己責任となります。ご容赦下さい)

KIMG0448 SnowFairy+Squire11

KIMG0455  ForFree+SLR10

このように解放式のビンディングも取り付けできます。これだけでなく始めから取り付けたモデルも用意しています。

KIMG0446 WhiteLand+LRX9.0

これらのビンディングは非常に軽く、スキーボードの特徴を生かしつつ、解放ビンディングが使えます。

ビンディングそれぞれについては次の機会に説明しますが、最近ではGRでも採用しているLRX9.0が標準取付されている板も出始め、スキーボードは次の段階に移行しつつあるとも言えます。そしてこれまで4×4固定ビンディングしか選べなかった中級以上のユーザーに一つ選択肢を提供できたのも、新しい段階に移行するきっかけになるのでは?と思っています。

最後は手前味噌になってしまいましたが、ビンディングについての説明でした。

スキーボードのトリック解説 グラウンドトリック「フェイキー(スイッチランディング)」

スキーボード(ファンスキー)のグラウンドトリック解説動画です。今回はかなり重要なトリックである後ろ向き滑り、フェイキーについて解説しています。

ちなみに長板だと「スイッチ」とも呼ばれていますが、スイッチはグラトリとして別に存在するためこのように呼ばれます。スイッチの場合の呼び方は「スイッチランディング」と呼びます。

スキーボードにおけるワックスと摩擦について

注:ここで紹介している方法を参考にする場合、必ず自己責任において行って下さい。特にワックスの扱いを間違った場合、板に対する深刻なダメージを負わせるだけでなく、火傷などの怪我を負いかねません。十分使用方法に注意し作業を行って下さい。

スキーボード(ファンスキー)を長く楽しんでいると、ワックスというのが気になり始めます。

ワックスはスキーの滑走面に塗ることで滑走性を良くしてくれる大事なものです。そのワックスはいろいろあって、簡易的な缶に入っているスプレーワックスから本格的なアイロンを使うホットワックスと、なかなか奥が深いものです。

とはいえホビースキーヤーやレジャースキーヤーが多く、競技でのスキーもほとんどないスキーボードでは、実際のところワックスの重要性があまり理解されてません。

そんなあなたに今回「スキーボードのワックス」について解説したいと思います。


スキーは雪の上を滑ります。(※鉄の上や塩ビの上で滑る人もいますがそれは置いておいて…)

ここで問題になるのが「摩擦」です。あんなにツルツル滑る雪の上でも摩擦はあります。雪の上では雪の状態は汚れ具合によって摩擦が変化するので、いつも同じコンディションで滑るのは案外大変です。摩擦が0に近ければ多少摩擦が大きくなっても気になりませんが、大きくなればなるほど板が引っかかるような、足元が引っかかるような感覚を覚えますし、ともすれば板が全く滑らなくなることもあります。こうなると気持ちよく滑れないどころか、けがをしてしまう事すらあります。

この摩擦の影響を可能な限り0に近づけるのがワックスの役割なのですが、一般のワックス理論のままで考えると実はスキーボードの場合通用しないことがあります。それはスキーボードが短いということです。

ちょっと専門的にはなりますが、「面圧」というものがあります。面圧は1cm×1cmあたりにどれくらいの力がかかっているか?というものです。一般のスキーやボードに比べてスキーボードの面圧がどうなのか?と簡単に比較すると次のようになります。


ユーザーの体重が72kg(=72000g)だとして

スキー(165cmの一般的なアルペンスキー)

滑走面面積:1237.5×2=2475㎠ 面圧:29.1g/㎠

スノーボード(150cmの一般的なスノーボード)

滑走面面積:3750㎠ 面圧:19.2g/㎠

スキーボード(99.9cmの一般的なスキーボード)

滑走面面積:799.2×2=1598.4㎠ 面圧:45.0g/㎠


これらは非常に簡単に計算してはいますが、スキーに比べスキーボードの面圧は約1.5倍、スノーボードと比べると2.4倍も強いのがスキーボードです。

そして摩擦は押し付ける力(=面圧)に比例するため、スキーボードは元々摩擦が生じやすい板というのが数字で分かります。

実際は板のしなりや硬さ、様々な要因があるのでこの通りではありませんが、「スキーボードはスキーなどよりも1.5倍以上の面圧と摩擦がある」という点のみざっくり理解して頂くと理解しやすくなると思います。

雪と滑走面との摩擦はごく小さいものですが、わずかでも摩擦があれば熱が発生し、滑走面はごくわずかずつ削られます。アイスバーンの多いゲレンデや人工雪のゲレンデででは雪の結晶が硬く尖った粒子になっていたりするために摩擦だけでなく滑走面がやすりのように削られます。スキーボードはこういう状況でも1.5倍以上影響を受けやすい…と捉えてもらっても良いかもしれません。

ここで話題がちょっと逸れますが、皆さんはベースバーン(滑走面焼け)についてはどのように理解していますか?

ベースバーンはよく「板が焼けた!」などと言われます。滑った後滑走面が白く変色しているアレです。

kimg0857この写真を見ると、ところどころ白く変色しているのが分かると思います。これがいわゆる「焼けた!」ということですが、実際はベースバーンとは別に滑走面がごく薄く削られて毛羽立つ「毛羽立ち」というのもあります。

ベースバーンは摩擦による熱などで滑走面の素材が変質し、傷んでしまっている状態です。毛羽立ちはその前段階の状態、摩擦で細かくやすられてザラザラになっている状態です。

毛羽立ってしまうとゲレンデでは余計に摩擦がひどくなって滑りはどんどん劣化します。このままの状態で使い続けると毛羽立ちが摩擦だけでなくゲレンデのごみや汚れ、油などを掻き込んでしまい、ますます滑りは悪くなります。ワックスも浸透しにくくなるので保護性も失われますし、あまり良い状態ではありません。

pic_1202これが末期的に酷くなると…右写真のような状態にまでなります。こうなるともはやゲレンデを上に向かって上ることすらできます。

こうなると専門のチューンを頼んで板を直さない限り、元の滑走性は得られません。

 

なんでこうなる・・・それはスキーボードが面圧が高いからです。普通のスキーよりも摩擦が大きいスキーボードはそのまま使い続けると単純にスキーなどよりも1.5倍以上早く劣化が進みます。スキーボーダーなら多くの人が苦手とする春雪のスキーでは、ゲレンデの汚れもあってスキーボードでは引っかかるような滑りで四苦八苦した方も多いと思います。

これを解決するには摩擦を低減して毛羽立ちを抑えること。なのですが、普通のスキーやスノーボードのセオリー通りにワックスを使ってもスキーボードの場合「足りない」んです。


一般のワックスはスキーなどで快適に滑れるように作られています。なのでワックスにもいろいろあって硬さなど選べるのですが、その通りに使ってもスキーボードでは思ったような効果を得られないことがよくあります。これはひとえに面圧が高くて摩擦が大きいからです。

これを軽減するには硬いワックスを使うのが最も効果的です。硬いワックスは滑走面の保護性を向上させるだけでなく、毛羽立ちも抑えてくれます。硬いワックスとはマイナス10度くらいでの使用を勧められる低温度用のワックスです。低温度では先に書いている通り氷自体の攻撃性が強くなり、長い板であっても強い摩擦を受けて滑走面が劣化します。なのでこの温度帯のワックスは保護性を重視して作られています。

スキーボードではむしろこの温度帯のワックスを優先的に使うべきなのです。すると滑走面が劣化しにくくなり、高い滑走性を保ちやすくなります。さらにベースバーンの軽減にもつながるので、結果的に板は長持ちします。

私個人の見解では、スキーボードではメーカー推奨の一段階硬いものを選ぶと効果があると見ています。なおGR板ではプレチューン時点で非常に硬いワックスを施工し、最低限滑走面の劣化が起こらないように工夫しています。(※ただし数回の使用でワックスが落ちるので、定期的にワックスを入れなければ劣化します)

もし最初からワックスが入っていないと・・・スキーボードはあっという間に劣化して「かんじき」のようになってしまうでしょう。


こういった事柄に対して素材で軽減することもできます。高級な板などに使用されるシンタードベースと呼ばれる硬い滑走面は元々摩擦抵抗が小さいので、一般のものよりも劣化しにくくなっています。しかしシンタードを採用するスキーボードはあまりなく、あっても非常に高価な板です。(※シンタードベース自体が高いため)

むしろ低価格を要求されるスキーボードでは、ワックスすら入りにくいPEベースと呼ばれる廉価な滑走面が採用されることも少なくありません。この滑走面は柔らかく傷つきやすいため、ワックスを入れていてもすぐに毛羽立ち、ベースバーンが起こってしまいます。

GRでは価格と性能を鑑みてその中間に位置するエクストリューデッドベースを採用しています。特にGRのものはワックスが入りやすく、メンテがしやすいものを選んでいます。


と、滑走面の素材は仕方ないところもありますが、ワックスは誰でも容易に選べますし対策ができます。そしてそのコツとして、GRでは「硬いワックスを選んで使用する」ことをおすすめします。もし経験が少なく、オールラウンドワックスやスプレーワックスに頼っている場合でも、定期的に板をクリーニングして最低限ごみや汚れが付着したままにしないだけでも、驚くほど滑走性は持たせることが出来ます。

※ちなみに板のクリーニング方法については動画で解説しています。

この「クリーニング」と「硬いワックスを使う」事が、スキーボードならではのワックスのコツだと思います。できるだけ摩擦を低減させるようなワクシングこそが、スキーボードで気持ちよく滑るためのコツとも言えるでしょう。これが一般のワックス理論では足りないスキーボードならではの部分なのです。

しかし、問題もあります。硬いワックスは施工がしにくく、高い温度でアイロンを使うためにアイロンの熱によって滑走面を痛めてしまうことがあるという事です。硬いワックスはその多くがアイロン設定温度が140度以上です。慣れないユーザーが扱うにはちょっと怖い温度です。

こればかりは慣れとコツをつかんでいただく他ないのですが、もし経験を積むのであればベース作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?ベース作りとは、シーズン前に数回から数十回いろいろなワックスを入れて滑走面に十分なワックスを浸透させておくチューンナップです。

一般的なベース作りの方法は

1 板をクリーニングする(初回のみ)

2 高温度用ワックス(0度以上に対応するワックス)を入れる⇒浸透させる⇒剥がす

3 中温度用ワックス(-2~-8度くらいに対応するワックス)を入れる⇒浸透させる⇒剥がす

4 低温度用ワックス(-10度以下に対応するワックス)を入れる⇒浸透させる⇒剥がす

5 2~4の工程を1~3回以上繰り返す。

このようになります。シーズン前の暇な時にでもワックスを入れて剥がす、というのを繰り返すだけなので夏くらいから作業を始めるとシーズンにはとても良い滑走面が仕上がります。

ポイントとしては「ベース用ワックス」を使うこと(※フッ素などの添加剤が入っているものはNGです)、同じメーカーのワックスを使うこと、浸透には一日程度放置して剥がすこと。くらいで、さほど難しい事はありません。それに加えてアイロンにも慣れますし、徐々に温度が上がっていくので作業の程度がつかみやすいと思います。

ワックスは滑走面の上で溶けただけで滑走面に浸透します。アイロンペーパーを使い、滑走面の上でワックスを溶かすだけ、と思ってささっと使うと失敗を防げます。慣れないうちはちょっと多めに使うのもコツです、もったいない気もしますが、板を焼くよりはずっとましです。滑走面の上で多少解けない感じがあっても慣れるまではそれでOK、ワックスは思ったよりもあっさり浸透するものです。

ワックスを剥がすのも大変ですがシーズン前なら時間を気にせずじっくりできますし、そのうちやり方のコツも掴めます。(ワックスを剥がすコツはスクレーパーで剥がす際にしっかり剥がすことです)

ベースがしっかりできている板はそれだけで保護性が高く、焼けにくくなります。硬いワックスも入っていますから新たなスキーボードのワックスのセオリーにも合いますし、ベースがしっかりできている滑走面は追加のワックスもしっかり浸透しますし、いいことづくめです。

ワックスについては当サイト内でも何度か繰り返して解説を行っております。興味のある方はサイト内のタグから「ワックス」を選んでいただけると、過去の記事や動画を参照することが出来ます。


 

最後に、GRではそんなスキーボードに最適なワックスの取り扱いを今シーズンより始めます。レースシーンから生み出される性能はもちろん、保護性、作業性に優れた国産ワックスメーカーのワックスです!

ハヤシワックスについては ⇒ <こちら>(リンクは後日繋がります。しばらくお待ち下さい)


以上、ワックスと摩擦について解説してみました。ちょっと難しい話もありましたが、この情報が皆さんのスキボライフに少しでも良い情報となれば幸いです。

 

スキーのキャンバーとロッカー、フレックスとトーションについて

前回(こちら)はスキーボードの各部の名称とその説明をさせて頂きました。今回はその続き、「キャンバー」と「ロッカー」、そして「フレックス」と「トーション」についてです。

という訳でまずはまたわかりにくい図を・・・

キャンバーとロッカー

キャンバー、ロッカーは板に意図的につけられたたわみの事です。静止状態で置いておくとスキーの板の多くは反っていると思います。これがキャンバーです。ロッカーはキャンバー同様に元々つけられたチップの大きな反りなのですが、このロッカーの仕組みは近年のスキー業界ではトレンドとなっています。

これらの話をする前に必要なのが「有効接雪点長」です。図で示していますが、滑走時に雪面に触れるエッジの長さをそういうのですが、一般ではそのまま板を置いた時に板と雪が触れるノーズ、テールの点を「接雪点」と言います。多くの板は板の一番幅の広い箇所と接雪点はほぼ同じ位置になり、その位置関係によってターン性能などが大きく変わってきます。

先に説明の簡単なロッカーについて。ロッカーはこの接雪点を意図的に手前にし、それ以上前の部分を浮かせた構造になっています。これが何を意味するのかと言うと深雪やパウダースノー、荒れたゲレンデなどにおいてあらかじめノーズが浮き上がっているために自力でノーズを持ち上げるような動きや操作をすることなく、普通の滑りで足を取られる事無く滑走が出来ます。しかしロッカーが無いとノーズが雪に埋まってしまう為ノーズを浮かせるように板を引き上げなければならず、しかも後ろ気味に重心をかけて滑るので通常の滑りと違った操作が必要になります。(これが割と大変なのです)

キャンバーロッカー補足

つまり簡単に言うと、ロッカーのある板は整地されていない状況でも楽に滑れるメリットがあるのです。しかしデメリットもあり、構造的に有効接雪点長が本来の長さよりも短くなってしまいます。なので板としての安定性は同じ長さの普通の板に比べて不安定になりやすく、ターンを楽しむ滑りには向かない傾向にあります。最近だと意図的にごくわずかのロッカーを入れて扱いやすくした板も多く、従来のものよりより楽にターンが楽しめる板もありますが、極端なロッカー形状の板になればなるほどターン性能は落ち、普通のゲレンデでは扱いにくくなります。

ですが、パウダーなどのシチュエーションでこれに勝る構造は他にはありません。そして短く構造的に作りにくいスキーボードであってもこの構造を持った板もあります。

 

キャンバーはロッカーとは違いずいぶん昔からその構造として存在しています。これがあることで効率的にノーズやテールを雪面に押し付ける事が出来て、板のレスポンスも上がるからです。エッジを十分に使えば使うほどターンは安定して曲がることが出来るようになります。キャンバーの無い板だと足元のエッジしか雪面に押し付けることができなく、せっかく板の長さを利用することが出来ません。

キャンバーはその板の硬さ、ねじれの強さも大きくかかわってきます。これらを「フレックス」「トーション」と言います。

フレックスとトーション

フレックスは板のたわみの強さの事です。フレックスが強い板ほど「硬い板」、弱い板は「柔らかい板」になります。トーションはねじれの強さで、最近の幅の広い板では非常に重要な部分となっています。

キャンバーのある板はフレックスの強さによってエッジに掛けられる力の強さ、板そのものの反応、レスポンスが変わってきます。一般に上級者ほどフレックスの強い板が好まれますが、反応性が高い板の方がさまざまなシチュエーションで使いこなせるといった意味があります。ですので初級者はあまり機敏な板よりもゆったりして優しい板、フレックスの弱い板の方が楽に滑れます。

トーションはいったい何に影響するかと言うと、弱ければ板はターン中にずれやすく、強ければエッジが立って切り込むように曲がれます。最近主流のカービングと呼ばれるずれないターンはトーションの利いた板でないと板がずれてしまってうまくカービングになりません。ですがカービングが必要でない滑りではトーションの利いた板はエッジが利きすぎて滑りにくく、曲がりにくくなります。

そしてトーションはそれ単体だけを硬くしたり柔らかくしたりすることがなかなか出来ません。板自体の硬さであるフレックスが大きく影響するためで、基本的にフレックスが強い板は、トーションも強くなる傾向にあります。メーカーは様々に工夫してこのバランスをとるために、板の構造としていろいろなパーツを取り付けたり凹凸をつけて表現しています。またトーションは幅の広い板ほど利きやすく、狭い板は影響が小さくなります。

これらのキャンバー、フレックス、トーションがうまくミックスされて様々な板が出来ています。同じ大きさ、太さの板でもこの3つが違うだけで全く別の板に感じられます。

ちなみにスキーボードでは板の幅が大きいためトーションが重要ですが、短いので一般的にはトーションは強めになってしまいます。ですのでメーカーは工夫してフレックスを柔らかくしてトーションも柔らかくする構造を優先して作っています。キャンバーもつけすぎるとエッジが利きすぎてしまうので緩やかのなものが多く、見た目に差異が感じられにくくなっています。

尚、グラウンドトリックを多用するスタイルの方であれば、トーションの強くないもの、キャンバーの緩やかなものが扱いやすくなります(ずらしやすくなるので)。滑走がメインの方ですと張りのあるフレックスが強めでキャンバーのしっかりついた板が良いでしょう(エッジが利かせやすく、反応性が良い)。

このようにこれらの言葉の意味と構造を理解すると自分が欲しい板の構造が何となくつかめると思います。

 

さて、キャンバーとロッカー、そしてフレックスとトーションですが、実際の所見た目では良くわからないのが実情です。乗ってみなければわからない、しかも体格や体重によっても印象が変わるために誰かが良いと言った板があんまり良くなかったり、自分の好きな板が他の人に好まれなかったりという事があります。ですが知っておくとより自分に合った板を選ぶことが出来るので、ただでさえ高価なスキー道具ですから後悔する事無く買う為にも知っておいて損は無いものだと思います。

以上、わかりにくい点もありますが構造の説明でした。

スキーとワックスの関係について

DSC06464_R

(注)非常に長く理解しにくいかもしれません。あしからず。

スキーボードもスキーもスノボも、その板は雪の上で滑ります。なので、ほとんどの板は雪に対して滑りやすい素材を滑走面に採用しています。

この素材は簡単に言えば「ポリエチレン」でできています。数ある素材の中でポリエチレンが採用されたのはマイナス以下の温度に対して変質が少ないのと加工が容易なこと、そしてワックスとの相性が良いことが大きく採用されている理由です。そのポリエチレンの種類として専門用語的に「エクストリューテッドベース」「シンタードベース」などがあります。

このポリエチレンはワックスと共に使うと非常に強力に滑走性を高めることが出来ます。この原理は様々あるのですが大まかに

・水が張り付く事で損なわれる滑走性を軽減できる(表面張力による滑走性の低減)

・氷が傷つける事で損なわれる滑走性を軽減できる(摩擦力による滑走性の低減)

と、似て非なる二つの要因に対して有効なのがこの組み合わせなのです。


水は0℃で凍ります。凍った水の結晶が積もった状態が雪なのですが、この上を滑るからこそ難しい問題があります。それは雪がさまざまな状況で多様にその状況を変化させてしまう事。なので、滑走面として適切なのは一つのシチュエーションで優れた効果を持つものよりも、多様なシチュエーションに合わせて柔軟に対応できる素材である。という事です。

気温が0℃程度の時の雪はすぐに解けます。滑ると雪と滑走面の間に水がまとわりつき、滑りが悪くなります。そこで滑走面に撥水性を持たせれば水をはじき、滑走性を維持できます。

気温が非常に寒いマイナス10度の時は雪は硬く凍ります。その硬い結晶はやすりのように滑走面を削り、滑走性が悪くなります。そこで滑走面に削れにくい能力を持たせれば、滑走性を維持できます。

この二つの仕組みを滑走面に与えられるのが「ワックス」なのです。ワックスのその成分は「パラフィン」で、簡単に言うとロウソクのロウと同じ成分です。このパラフィンに様々な添加物を与えたり、そのものに工夫をすることで大変多くの種類のワックスが生み出されています。

DSC06473_R 例 写真はSWIX社などのもの。ワックスとその種類

簡単には、ワックスは気温によってその種類が分けられています。

・溶けやすい雪に対して撥水性を重視したもの(高温度用、写真では黄色のワックス)

・硬く傷つける雪に対して保護性を重視したもの(低温度用、写真では青いワックス)

・その中間となる1~3種類のもの(中温度用、写真では赤いワックス)

が多くのワックスメーカーで用意されています。さらに幅広いシチュエーションに対応できる「オールラウンド用」と、滑走面のクリーニング目的で使う「クリーニング用」があります。さらにその用途で「ベース用」「滑走用」などがありますが、今回はその説明は割愛します。

雪の状況に合わせて滑走面にワックスを塗る事で多様なシチュエーションに合わせて滑走性を維持できるのが、このポチエチレン+ワックスの最大の強みです。だからこそ一般のユーザーにはわかりにくい悩みが同時に存在しています。

それは「どのワックスをどのように使うか」

という事です。


ワックスの塗られていないポリエチレンのみの滑走面は、初期的には滑りますがどんどんその滑りは劣化していきます。ポリエチレンは低温や高温に強い反面、劣化しやすい性質があるからです。スキーではこれを「滑走面が酸化する」「滑走面が焼ける」と表現していて、横文字だと「ベースバーン」と言います。

この劣化は止める手段がなく、たとえどのような滑走面でも時間が経てば劣化します。さらに対候性に弱い性質を持つために、屋外で使うスキーは何もしなければどんどん劣化します。劣化してしまった滑走面はそのままではワックスを浸透させることが出来なくなっており、上記の滑走性の維持や保護性の向上が出来なくなるばかりか、より滑走面が劣化していきます。

この劣化を食い止めるのが、またワックスの役割です。劣化の大きな原因は水と空気と紫外線ですが、そのうち水と空気に関してワックスが塗られていれば、その劣化を大きく食い止めることが出来ます。ワックスによるごく薄い皮膜のような層によって無用な水や空気が滑走面に触れなくなり、滑走面はより長くその性能を維持することが出来ます。

ですが、このワックスが浸透して出来た層は0.2ミクロンとも言われる非常に薄い層で、これは滑走によって徐々に失われていきます。よって、ワックスは適時塗り足して浸透させなければなりません。

では、削れにくくする「保護性」重視のワックスを使えばワックスははがれにくくなるでしょうか?答えはその通りですが、しかしデメリットがあります。保護性重視のワックスが浸透している滑走面は滑走性を重視する柔らかいワックスが入りにくくなります。したがってワックスをバランスよく浸透させることが一番大事になります。逆に滑走性のワックスだけが浸透している滑走面は低温時に滑走面が保護しきれずやすられて削られ、せっかくの浸透層がなくなって無防備な滑走面を晒して劣化させてしまいます。(良くスキーの板が滑走後に白く変色しているのはこれが理由です。なので圧が最もかかる足元のエッジ付近が良く白く変色して劣化します)

このバランスを簡単にしたものが「オールラウンド用」と呼ばれるワックスです。オールラウンド用ワックスは適度に滑走性と保護性を持っているので扱いは楽です。しかしシーズン通した幅広いシチュエーションすべてに対応できるほどの柔軟さは持っていませんし、多くのオールラウンド用は滑走性を重視して配合されています。より適した滑走面を求めるならば、数種のワックスを使い分ける方がより良い滑走面になります。

この場合、浸透させる順序があります。基本は高温度用の柔らかいワックスから低温度用の硬いワックスの順番に使います。さらに滑走面は1度や2度の作業ではワックスがしみこみきりません。何度も浸透させることで一様に均一な、様々なシチュエーションに対応できる滑走面が出来上がります。これを「滑走面を育てる」とも言います。

このようにして作った滑走面は滑走性を維持しつつもしっかりとした保護性を発揮し、多少のシチュエーションの変化でも諸ともしない良い滑走面になります。またしっかりワックスが浸透している事で劣化に対しても効果を発揮し、その寿命は格段に長くなります。あとはその都度時期や雪に合わせたワックスを塗り足していくことでシーズン通して快適なスキーを楽しむことが出来ます。


 

このようにスキーとワックスは切っても切れない関係にありながら、その原理的には非常に理解するのに難しい問題があります。しかしこれらの原理的な部分を理解しておくと、自分でチューンナップを行う際にワックスの選択などで判断しやすくなります。

次回はそんなワックスの具体的な種類と使い分けについて説明したいと思います。

 

スキボ紹介動画 その1

GRの中の人が解説するスキーボード解説動画を始めました。

その1ではざっくりとスキーボードについて説明しております。読み上げソフトを使ってできるだけ見やすく分かりやすくしてみました。

この解説動画は月3本を目安にスキーボードについてさまざまに解説させて頂く動画となっておりますので、ぜひご覧いただければと思います。

コミュニティGRがリニューアルしました

GRmini長らくお待たせいたしましたが、コミュニティーGRがリニューアルし、本日より公開となっております。

 

http://www.grandtrick.net

このコミュニティーGRは元は2005年から私が運営しておりますスキーボードチーム「GrandtrickRaver’s」が元となっております。ちなみにGrandtrickのつづりは意味があっての造語で間違いではありません。

このGrandtrickRaver’sは通称GRの名で親しまれておりまして、現在日本最大規模の活動しているスキーボード団体の一つとして運営されています。その規模はメンバーが日本中に、北は北海道から南は九州まで、大勢の皆様にご参加頂いております。

ブランドのGRと区別する為にコミュGRと書きますが、コミュGRでの活動が今現在このブランドGRを生み出したと言っても過言ではありません。GRではmixiを利用してメンバーを管理し、毎シーズン活発に活動を行っております。その中で皆さんの意見や現状、希望や要望が積み重なりGRが生まれました。

 

そんなコミュGRはこの春に一旦リニューアルの為に閉じさせてもらっていました。というのもブランドGRが立ち上がった事でそのサイト機能に変更を迫られたのと、長らく更新していなかったのでこの機会にと思い一旦閉じていました。そしてこの度リニューアルとなったわけです。

新しいコミュGRではコミュニティー機能を前面に、スキボのデータや解説などはブランドGRで行っているのでそのデータベースとして活用することにしました。ですので

・スキボで楽しんだり集まったり、皆さんの活動を支えるコミュGR

・スキボの販売から解説など、スキボを支えるブランドGR

と棲み分けることになります。もちろん管理者代表は私ですが、コミュGRは基本的にフリーの団体となるので、GRのスキボユーザーだけでなく多くのスキーボーダーに参加して頂きたいと願っています。

これまでGRを懇意にしていただいていた方に於いてもコミュGRの活動自体はほとんど変わりません。これまで通り楽しいイベント活動など企画しますので随時チェックして頂ければと思います。

 

改めましてコミュGRを宜しくお願い致します。